『
アップグレード』
面白い。とりあえずB級タッチのSFスリラーものとしては十分合格点を与えられる。
近未来におけるAIと医療の共生にはフィクションならではの面白味がある。
愛妻アシャと平穏な生活を営んでいたグレイが謎の集団に暴行された末に妻は殺され、自身も半身不随となるが、最新人工知能チップで超人に“アップグレード”され復讐へと向かう。
『マトリックス』『ヴェノム』などを思わせる個々のアイディアは既視感ある面もあるが、最新テクノロジーを駆使したアイテムやアイディアにSFマインドを感じる。
テクノロジー発展の利便性と危険性の背中合わせはエンタメに仕込まれた教訓としても生きている。
『ソウ』シリーズ・『透明人間』の脚本家リー・ワネルが監督・脚本を務める本作。
ある程度予想がつくものの妻の死をめぐるミステリーものとしても楽しめる。
描かれる近未来像がかつて想像された未来世界なのも懐かしさを覚える。
(★4)
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