『
アダムズ・アップル』
『未来を生きる君たちへ』などのスサンネ・ビア作品の脚本家として常連組のアナス・トマス・イェンセンがメガホンを取ったブラックユーモア作品が14年の時を経て一般公開。
題材のヒントを旧約聖書から取っていて、熱心な聖職者であるイヴァン牧師(マッツ・ミケルセン)の教会へ更生プログラムの一環でネオナチ思想のアダム(ウルリク・トムセン)がやってくるところから始まる。
聖書を題材にしている作品らしく名前や幾多の試練などメタファーに溢れる。
もちろん旧約聖書(特に“ヨブ記”)に精通していればなお楽しめるのだろうが、分からなくとも笑える(ブラックな)ぶっ飛んだシーンが多々ある。
イヴァンの信仰心は狂信者と言えるほど強烈で、犯罪者であるこわもてのネオナチがまともな人間に見えるほど。(笑)
スサンネ・ビア作品ではシリアスな人間ドラマを丹念に描くアナス・トマス・イェンセンが自分の映画だとコメディをのびのび描く。(マッツとコラボした他の作品では『メン&チキン』もケッサクだった。)
こんな不謹慎な作品に似つかわしくない(?)結末も含めて愛したくなるカルト作品。
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