ネット予約の良し悪しを味わうことになろうとは…。
まさか自分がこういう羽目になるとは思いもよらず。
台風が近づいていたのは知っていたが、「何、多少濡れるくらいなら平気さ」と某映画の遅い上映回を予約して家を出たら、なんと最寄りの電鉄会社が22時で止めちゃうよ〜のアナウンス。
ま、ま、まじか。
仕方なく帰宅しました。(苦笑)
あー、チケット無駄にしてしまったよ。
…ということで先週鑑賞していた『
天気の子』を。
(これはこれでタイムリーか?)
誰かが言った。
新海誠は空を描く現代のクリスチャン・ラッセンと。
なるほどと、思わず膝を打つ。(クリスチャン・ラッセンも現代の人だけど)
とにかく美しい空を描く達人ではあるが、何か心に引っかかるものがこれで解けたような気がした。
天候不順が人類にもたらす災いには太古から様々な呪詛的行為が世界各地で見られた。
いわばそれのアップグレード版ともいえる内容か。
自分の持つ力で他人を助けられるなら自己犠牲は肯定されるのか。
人が生きるということは“美しく”あらねばならないのか。
前作『君の名は。』の大大大ヒットが本作のプレッシャーになっているかとも危惧していたが杞憂に終わったようだ。
前回で間口を広げた作風は感じさせつつ、よりパーソナルな方向に寄せてきた印象。
人としての成長として見た時に後退とも取れなくない描写を堂々と繰り広げるのだから平伏すのみ。
新宿が舞台の箇所が多いので、新宿の劇場で見られたのは何より。
フィクションとリアルの境界線があいまいになる奇妙な感覚に酔う。
(ちょうどバニラの宣伝カーに遭遇した直後だった)
少年の行動を「狂ってる」と見る向きもあるだろうが、先に狂ってるのは世界の方だ。
自分にだけ見える美しさを追求しても構わないではないか。
きっと勇気をもらった少年少女も少なくないだろう。
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