『
シャザム!』
DCコミックスの異色ヒーローの実写映画化。
シリアス路線が多かったDCだが『アクアマン』からコミカルな方面にも舵を切ってきたか。
それをさらに推し進めたかのような面白さを感じる。
一人二役ならぬ二人一役の設定がユニーク。
変身モノと言えばそれまでだが、ノリとテンポの良さで楽しませる。
肉体的に幼いというだけじゃなく精神的にもお子様なのにヒーローという組み合わせにハラハラしながら笑ってしまう。
魔術師のおかげで<シャザム>になってしまった少年ビリーと、強大な力を手に入れたい敵のシヴァナ。
共に家族愛を求めるという共通項目がありながら道が分かれてしまう。
その人生の対比は鉄板だが、説得力を持つ。
自身の幸不幸を決めるのは他人ではなく自分自身であるのだ。
強大な力を持つ者はその力の使い道を問われがちだが、ヒーローものにはおなじみのテーマだがここでもそれは生きる。
ザッカリー・リーヴァイが演じるシャザムの見た目がダサめのおっさんなのも落差があっていい。
ビリー少年が試練を乗り越えながら成長する物語として普遍の輝きを見せる。
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