『
ヴェノム』
マーベルコミックのキャラクター<ヴェノム>の映画化。
同様に感じた人もいるかと思うが、岩明均によるコミック『寄生獣』がやたらと重なって見えてしまう。
主人公がヴェノムに寄生される様子やヴェノムの出自、危機に対処する方法やヴェノムの性格付けまでもかなり似ている印象は否めない。
コミックの『寄生獣』も『遊星からの物体X』など他の作品からインスパイアされた箇所はあるが、ここまでではなかった。(作者の岩明均が『遊星からの物体X』や『ブレードランナー』が好きなのは周知の所。)
原作とは映画はまた違うというし、偶然かもしれないが、モヤモヤしたものが残る。
日本のサブカル的な…という意味で付け加えればバイクの見せ場が「仮面ライダー」シリーズを思わせる。(最近のシリーズは不勉強で知らないが、チェイスシーンでは初期の仮面ライダー対ショッカーを思い出した。)
ともかくこれまでのマーベルコミックの映画化では最も日本の漫画や特撮ものっぽさがあるように感じる。(その意味で日本のファンとは親和性が高いかもしれない。)
米国作品らしいと感じたのは宿主に聖書の投影が見られる点か。
主要人物をトム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズという人気・実力兼ね備えた俳優が演じているので見応えはある。
役柄にたいしてミシェル・ウィリアムズはビッグネームすぎるのではないかという声も聞こえるが、おそらく続編化された時の布石ではないか。
ヴェノムの自我の覚醒部分がいささか唐突な印象も否めないものの、近年のシリアス調のマーベル作品に疲れた人には気軽に楽しめてよかったかも。
ただ、マーベルにはつきもののエンドロール後のエピソードがいつも以上にくどく感じた。
RIP、スタン・リー
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