怒涛の9月後半も終了。やっと一息つけそうか?
観てからだいぶ日にちが過ぎたけど…。
『
判決、ふたつの希望』
中東関係の映画はいくつか見てはいるものの、中々その全容を把握しきれない。
そういうボンクラにも胸に迫る社会派ドラマ。
些細なことから大きな事件は巻き起こるという教訓めいた説話のよう。
とかく人は該当の問題点を差し置いて、別の問題にすり替えて自分側を正当化して攻撃をする。
レバノンとパレスチナ難民の過去のいざこざに詳しければなおさら突き刺さるものもあるのだろう。
そう言う点で少し忸怩たる思いもするが、中東の歴史を知らずとも熱のこもった芝居には引き込まれる。
直すのが仕事のレバノン人修理工という設定も皮肉だ。そもそもがパレスチナ人が排水管を直すことから物議をかもすのだから意図は明白。
見せ場の一つは法廷なのだが、あれほど傍聴人が騒ぎ立てるものだろうかとも思わされる。
劇として過剰に演出しているとは思うが、それがまんざら嘘でもないのだろう。
反対向きに駐車された車に心情が透けて見えるほど収拾のつかない事態に陥ったものの、わずかな希望を見せるラストに製作サイドのメッセージが感じられる。
本筋とは離れるが、字幕に寺尾次郎氏の名前があって少しばかりウルっとなってしまった。
ログインしてコメントを確認・投稿する