『
目撃者 闇の中の瞳』
エゲツな〜。
これって韓国映画だったっけ…と思わず見返してしまった。(正解は台湾映画)
台湾映画といえば青春映画のイメージだったが、それを覆すかのような犯罪アクションミステリー映画。
あるジャーナリストが、まだ実習生だったころに遭遇した自動車事故にまつわるミステリー劇。
玉突き事故のように過去の事故を掘り返すうちに次々と暴かれる意外な真実。
謎が二転三転して先が読めない面白さに思わず唸る。
政治家・ジャーナリスト・警察・修理工…登場するどの人物にも多面性があるのがフィクションの中に人間らしさを感じさせる。
余りに出来すぎで詰め込みすぎに思えなくもないが、総じて面白さが勝つ。
余計なことを考える暇を与えない展開の速さも良かったのだろう。
マザー・グースの一遍'Who Killed Cock Robin'が本作の英題となっていることはなるほどとは思う。この詩が発想のヒントだったのだろうか。
タイトル<目撃者>の意味するところは、人は大事な局面で見てみぬふりをする生き物という皮肉が込められているのか。
基本的にはミステリーだが、ホラー顔負けのグロシーンも用意されているので、苦手な人は要注意。
ウェイ役のメイソン・リー(父親はアン・リー監督)が特に印象に残る。役柄を超えているのではないかと思うほど真に迫る箇所も…。
新鋭のチェン・ウェイハオ監督にとって長編2作目というが、確実に期待の次世代監督の一人として記憶されよう。
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