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2017年10月11日00:48

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『愛を綴る女』

『愛を綴る女』

 愛とは…。
答えの出ない問いかけにも思えるが、それくらい千差万別かもしれない。

 愛のない結婚をした女がアルプスの診療所でやせ細る将校と恋に落ちる。
情熱的な愛情を抱くその先は筋肉隆々の男らしさではない。
南仏プロヴァンスの風光明媚な中で繰り広げられるメロドラマ。
一昔前の時代が舞台だが、作品のタイプもそれに倣うクラシカルさを感じた。

 ミレーネ・アブスのベストセラー小説「祖母の手帳」を『愛と哀しみのボレロ』で知られる女優ニコール・ガルシアがメガホンを取った作品。
スケジュールがあくまで5年も待ったという主演のマリオン・コティヤールの見事な熱演と存在感が際立つが、寡黙な夫役が実にカッコいい。
いや、病気の将校もそれは同じ。
その意味では男性映画といえようか。

 新鮮味はあまり感じないが、風景や俳優らの魅力もあって、最後まで画面に引き寄せられる。
ともかくこれほど情熱的に自分の心を傾けるというのはフランス人らしいといえばいえるのかも。
日本なら身勝手で悲劇のヒロインぶっているこの手のヒロイン像は敬遠されるかもしれない。
自身が肉食系だからか、求める相手はインテリっぽい(ちょっと草食系)感じなのだろうか。その対比も面白い。

 展開の先は想像がつくものの、ラストシーンの美しさに少し点が甘くなる。


 予告編は…ちょっと踏み込みすぎだろう。(笑)
これから鑑賞予定の人は薄目で見てくだされ。
ブルーレイが無修正で出たら買おうかな♪

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