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2017年06月13日02:32

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『パトリオット・デイ』

『パトリオット・デイ』

 もう?…と驚くスピードで作られた2013年に起きた「ボストンマラソン爆弾テロ事件」の映画化。
事件当時、日本でも大々的に報道されていたので記憶に新しい人も多いだろう。
ハードな実話物の映画化が続くピーター・バーグ監督が三度マーク・ウォールバーグとタッグを組み、この二人の互いに寄せる信頼感を強く感じる。

 そもそもの事件が知られている内容なので、いつどこで事件が起きてどういう顛末を迎えるかも承知のこと。ただし、マーク演じる警官は実在の人物ではないという。
(作品の視点がブレないように集約するポイントを作ったということだろうか。)
それでも事件に隠された背景は初めて知るところもあり、スリリングな見せ方の巧みさもあり、実話物としては十分楽しめた。
時間軸に沿った展開も分かりやすい作りになっている。

 テロ事件の決着が素早く出来た裏舞台にある現場のプロフェッショナルたちの働きぶりに感服させられる内容だが、これまでもピーター・バーグの描く実録映画は大体そのプロの力量に唸らせられるものばかり。

 一つ気がかりなのは、タイトル「パトリオット・デイ(愛国者の日)」が示すように米国サイドから作られた映画なので、テロリストたちの捉え方がステレオタイプの域を出ていないのが惜しまれる。
これでは今回は解決しても今後再発しないための根本解決とはなりえないのではないか。

 終盤ややエモーショナルすぎる点が気になるが、アメリカ国民…特にボストン市民がみれば拍手喝采となるに違いない。(その辺で気持ちが少し冷めてしまった。)

 マーク以外にもケヴィン・ベーコン、ジョン・グッドマン、J・K・シモンズと渋めの俳優で固めているのも好感が持てる。
FBI特別捜査官のケヴィンが実にカッコよい。

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