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2016年05月22日00:15

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『ちはやふる 下の句』

『ちはやふる 下の句』

 綾瀬千早率いる瑞沢高校のかるた部の全国大会での奮闘を描く。
『上の句』が「真島太一」編だとすれば、こちらは「綾瀬千早」編だろうか。

 『下の句』は宿敵となるクイーン・若宮詩暢(松岡茉優)との対決が見どころ。
いささか前半は単調に思えたが、後半はさすがに盛り上げてくる。
個と団体の構図を映画の筋に持ち込んだのは分かりやすい。

 正直言うと、今度も原作者・末次由紀が真島太一に重なる気がした。
一人で解決できそうにない問題を背負い込んでムキになって空回りしている太一…。
そんな時に“解決の糸口となる存在”は実生活での打開とリンクしたのではないのだろうか?
機会があれば聞いてみたいところ。

 ラスボスのクイーン・若宮詩暢のドSっぷりは『上の句』の須藤暁人(清水尋也)をしのぐ。(笑)
『上の句』で見せた畳の裏から視点を超えるユニークなカットが見られなかったのは寂しい。

 やや息切れ…いや、駆け足気味だろうか。
どうしてもヒロイン「千早」とクイーンの対決、それに「新」の関係を描きこまないとならないので、尺が足りないのかもしれないが、瑞沢チームの他の仲間の描き込みは物足りなく感じた。
「新」がかるた競技を断念する理由も少し浅い印象も受ける。
せっかく『上の句』で見せた太一とのモジモジ恋愛パートが激減なのも残念。(笑)

 競技かるたは、個人能力だけでなく緻密なデータや戦略が大切なのは分かったけど、せっかくの面白そうなデータをストーリーに生かしきれてないのは首をひねる。

フォト


 更なる続編発表も想定内かと勘繰りたくなるくらいに、エピローグは予告編にしか思えなかった。(苦笑)

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