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2015年11月29日01:30

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『リトルプリンス 星の王子さまと私』

『リトルプリンス 星の王子さまと私』

 昔々、物を知らない(今も知らないですが)私が他人にオススメの本を聞いて回っていた時分に、ある方に推薦された三冊中の一冊が『星の王子さま』だった。(あと二冊は『クマのプーさん』と『不思議の国のアリス』)
当時、成人してました。(苦笑)

 体験するのに<適切な時期>というのが存在するものもあると思う。
別にいつでもいいというのもあるだろうが、やはり幼少期に体験すべきこと、思春期にやっておくべきことなどをその時期に体験しないと後でロクな大人になりはしな…あれ、ブーメランか?(笑)

 閑話休題、映画は『星の王子さま』の後日談に、親の決めたレールを生きる9歳の少女の視点を交えて描く。
昔はパイロットだったお隣の風変わり爺さんと少女の奇妙な交流で、年齢差を超えた友情が育まれる。
少女の家庭はシングルマザーの一人っ子で、母親は世間の厳しさを知っているがゆえの厳しいスケジュール管理だという事は大人になれば<ある程度>は理解できるが、子供時代には窮屈でしかない。
それよりも子供時代は自由にのびのびと個性を伸ばしてやる教育も大切…。

 劇中で描写される『星の王子さま』のエピソードは暖かな質感あるストップモーション・アニメーションで描かれる。
これと現代パートのCGの混在だが、前述のストップモーション・アニメーション部分の美しいこと。
大人になって捻くれた目で見るしかなかった私でも心を奪われる。(笑)
原作ファンはこれだけでも見る価値はあるのじゃないかな?

 しかし、その後の成長した王子を探しに行く冒険談の下りになると途端に凡庸な展開になってしまうのが残念。
一応の盛り上がりはあるのだが、どうにも型通りで胸がときめかない。

 それでも映像は丁寧で凝った演出もされる。
“星降る”エンドロールもアイディアものだと思う。
子供向けというよりも、童心を失った大人に向けた側面もあるだろう。
自分が人生をいかに切り開いてきたかを思い返してみるのも一興。
(やばい、またもブーメラン!)

 3D・吹き替え版の鑑賞だったが、奥行き系の3Dだったように思う。
ヴォイスキャストは概ね良好だと思うが、滝川クリステル(バラ)だけ少し気になった。

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