『
ハンガーゲームFINALレボリューション』
一見さんも取り込もうという配慮か、これまでの簡単なあらすじから始まる完結編。
まいた種を刈り取らないとならないだろうから、収めるために仕方ない部分はあるだろう。
映画制作“ゲーム・メーカー”のお手並み拝見と行きたいところ。
1作目で、ハンガーゲームに選ばれた妹プリムローズ・エヴァディーン(ウィロウ・シールズ)の身代わりになったカットニス・エヴァディーン(ジェニファー・ローレンス)の行動はいかなる結果を生み出すか。
最後の“ハンガーゲーム”は独裁者スノー大統領(ドナルド・サザーランド)打倒への道のり。
ほぼ、想定内の進行だが、人間は権力という魔物に取りつかれやすいという社会批判を込めたアクセントは効いている。
ただ、それにしてはあっさりした描写である気もしたが…。
そもそもジュリアン・ムーア、ウディ・ハレルソン、エリザベス・バンクスといった人気実力俳優を集めているために、各自の見せ場が断片的になってしまっていて、相乗効果というほどの効果を見せていないジレンマも感じる。
もっとも主役のカットニスだけしっかりしてれば、他は些細な事なのかもしれないが…。
スノーとの決着よりもゲイル・ホーソーン(リアム・ヘムズワース)とピータ・メラーク(ジョシュ・ハッチャーソン)との三角関係の行く末の方が気になっていたが、やや消化不良な決着に思える。
ピータの洗脳処理もどこがターニングポイントなのかハッキリしない中途半端な印象。
クライマックスとシンクロさせてカタルシス…とはいかなかったのか。
まいた種を回収しようとしたゲーム・プランは理解できるが、シーズン通したラストとしては低空飛行だった印象は否めない。
これが正真正銘の遺作となったフィリップ・シーモア・ホフマンは登場するたびにまだチクリと痛む。
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