『
死神ターニャ』
死神だって生きがいを見つけたい。
神様と名がつくものの、人間には忌み嫌われている。
人の死を見るだけだった“ある死神”はハンバーグが食べたいと思い立ち、人間になる夢を見る。
しかも死神は<タイムリミットの間に涙を流すと本当の人間になれる>と聞いてあれこれ試す。
一方、なることなすこと失敗続き。まるで呪われているかのような人生を送る谷屋みゆきは人間になった死神と思わぬ出会いをする。
交わらなかったはずの二人が巻き起こすオフビートな騒動記。
閉塞感の世の中をコミカルに描き出しているのか、登場するのは<はみ出し者>たちばかり。
負の匂いが充満した中でも生きる希望をつかみ取ろうともがく人たちには応援したくなる。
どうやって涙を流すのかという方法が見どころなんだろうが、すっとぼけた感じの死神が面白い。
対比的に疫病神に取りつかれた谷屋みゆきのハイテンションぶりがメリハリをつけている。
人間になるということは<涙云々>といったまじない的なことよりも大切なことがあるんだといいたいのだろうと解釈する。
強引な展開も目立つが、全体にゆるい感じのギャグなどは作品と合っている。
死神の特殊メイクが中々良い。
ゆき役の岡田あがさのカッコよさが光る。
はたして人間の姿になった死神は涙を流せるのか?
そこは見てのお楽しみだが、
まさかのオチだったとだけ言っておく。(笑)
失礼ながら製作者サイドの誰かが貧乏神とお知り合いなのかと思うほどバジェットは小さいように感じたが、その意味ではリアリティが生み出された…?
タイトルの意味に軽く驚き。(笑)
3月28日より公開
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