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2015年02月27日01:51

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『私たちのハァハァ』

 『私たちのハァハァ』、つい先ごろ開催されていたゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015のオフシアター・コンペィテション部門にエントリーしていた作品だが、Twitterでけっこう良い評判が流れてきた。
おりしもスカパーで放送していたのを録画していたので拝見。(入っていてよかったスカパーちゃん)

『私たちのハァハァ』

 “青春映画の傑作”という評判に疑いはない!

 思春期には特定のバンドに一途に恋い焦がれたりもする。
またその衝動から無鉄砲なこともしでかしたりする。
博多からクリープハイプの東京公演に意気込んで乗り込もうという女子高生4人を追ったロードムービー。セルフ撮影しながら自転車で…という手段がカッコ良すぎ。(笑)

 芝居経験がほとんどないという素人同然の女子高生4人の話で、これがドキュメンタリーかと思うほど自然な魅力を与えている。セリフが聞き取れないほど自然なのもむしろ説得力がある。
池松壮亮、中村映里子といった映画ファンには名の知られた俳優も出演するが、むしろ女子高生たちだけのシーンが作品を豊かに見せる。

 大人ならどう考えても最初から無理とあきらめる旅だろうが、“バカ”が許されるのが若さのいいところ。
後先考えない行動にハラハラしながらも応援したくなる。
関門トンネルや原爆ドームなど実際のロケ地もリアリティに一役買っている。

 公開当日にライブ会場に間に合うかどうかも見どころだが、途中で嫌というほど現実を突きつけられ成長する様が何より共感を得られるのではないか。
今のご時世を示すようにSNSによる演出も自然。

 クリープハイプのMV監督としても知られる松居大悟は2013年の映画『自分の事ばかりで情けなくなるよ』に続く彼らとのコラボ映画ということ。
もちろん彼らの音楽がこの“青春映画”に力を添えているのは言うまでもない。

 地方に住んで、卒業間近とかになって将来へのボンヤリとした不安が押し寄せる年代の手探りの自分探しの旅は普遍の輝きを見せる。
甘酸っぱさが爽快でさえある。
最後には彼女たちをギュッとハグしたくなる。(笑)

フォト


 ゆうばりでは<観客賞>に相当するゆうばりファンタランド大賞とスカパー!映画チャンネル賞を受賞。
2015年夏ごろ一般公開予定。
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