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2014年10月30日02:19

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『ヘラクレス』

『ヘラクレス』

 ゼウスと人間との間に生まれたヘラクレス(ドゥエイン・ジョンソン)。
<12の難業>の伝説で凄さが語られるが、それゆえ実像が見えなくなる。
あることがきっかけでギリシャを彷徨い歩くヘラクレスにはかつての栄華はなく、今や傭兵稼業で生活をしのぐ。
そこには何やら曰くある過去が見え隠れする…。

 一応、神話ネタではあるが、変化球だと思う。
男とは、父とはかくあるべきという強い父親像を描く映画。
言ってみれば<なんちゃってヘラクレス>映画だろうが、逆に「真の英雄とは?」いう命題に迫っている。
何か運が悪いことがあると「これも定め…」と悲観したり、家柄の問題とかで進路を悩むなという教え。
つまり大切なのは家系図じゃなく実績が肝心で、「色眼鏡なしの評価」が大事だと言ってるのだろう。
もしかしたらB・ラトナー監督自身が感じていることなのかもしれないとも思ったが(笑)、親の七光りだけで世渡りしている連中を見ると、ふとそんな思惑にとらわれることもわからなくもない。

 ヘラクレスとその仲間は凄腕を見込まれてトラキアのコテュス王(ジョン・ハート)の護衛役につくのだが、もろに『七人の侍』(もしくは『荒野の七人』)を意識した展開を見せる。しかし、表面的な演出に終始するので型枠だけ借りてきましたという安易さも感じてしまう。

 極力CGに頼らずに描かれたというバトルシーンの迫力は確かなものだし、“神ワザ”に頼らず“チカラワザ”で解決するヘラクレス演じる ドゥエイン・ジョンソンの鍛え上げられた肉体を見るだけでも価値はあると思うが、いわゆる神話のヘラクレス物語を期待する向きには物足りないかも。

 残念なのはヘラクレスの真贋問題が曖昧に終わった印象を受けたことか、ここにもうひと展開あるかと期待していたのだが…。たらーっ(汗)
けっしてプレミア試写会に入場できなかったから渋い評価だというわけじゃないよ。
現実を見て評価してます。(笑)

フォト


 ところで、本日のTIFFでの有名人。
今日はゲストのQ&Aがなかったので、誰にも遭遇しないかと思いきや、客席にフ○テレビのアナウンサー笠○さんがおられました。
前列にも業界関係者かと思われる一団がずらーっと…、何となく見おぼえあるお顔もあったのですが名前が出てこず…。(汗)

 しかし、○井さんはお疲れなのか、かなりぐったりした様子。
もしかしたら声を掛けられないようにと<お疲れ作戦>だったのかもしれないけど、いずれにしろ遅い時間の鑑賞で明朝の番組は体力的に大変そうに思った。
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