『
イコライザー』
本当の自分を生かすとはどういうことか。
悔いない人生を送る、なりたい自分になる。
言うのは簡単だが、実現出来ている人は少ないのでは?
夢を持ちながら、現実の厳しさからたどり着けないものがいる。
他人に「頑張れ」と励ます元CIAの凄腕エージェントだったマッコール(デンゼル・ワシントン)は過去を封印してひっそりとホームセンターの店員として生きてきた。何事も整理整頓、余分なものは何一つ持たず、いつでも身辺整理できているという<出来る男>を絵にかいたような生活ぶり。
しかし、他人に発した言葉は目の前の不幸を見過ごしている自分を責め立てる。
さながら“必殺仕事人”と化す元エージェントだが、あまりに超人過ぎてリアリティは乏しく感じる。
だが、デンゼル・ワシントンなら「あり」かと思わせるあたりの説得力はさすがともいえよう。
ろくに武器も持たない状態でも、身近な<ありもの>を使って高度なアレンジができるスキルの高さは彼の実力を感じさせるに十分。
Do it yourselfのホームセンターの店員というのがアメリカの独立心につながる設定を感じさせる。
『トレーニング・デイ』でもデンゼル・ワシントンと組んだアントワーン・フークア監督のコンビで、任侠映画にも通じそうな男気あふれるサスペンスアクションが堪能できる。
ほぼ予想がつく展開ながら、しかも2時間越えの長さをダレることなく引っ張る力量は大したもの。
ただし思いのほかラスボスとの対決はあっけなく、当初の設定と合わない気もするが、そこはご愛嬌か…。(笑)
80年代の米国ドラマ『ザ・シークレット・ハンター』を基にしたと聞くが、80年代といえば米国の敵は言わずと知れた大国ソ連。まわりまわって本作で敵となるのがロシアンマフィアというあたりになるほどなぁと“今、リメイクされた意味”を感じる。
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