『
LUCY/ルーシー』
やれ地雷だとか、今年のワーストワンだとか、ネガティブなことばかり耳に入ってきたので、当初は二の足を踏んでいたが、怖いモノ見たさの好奇心が勝り鑑賞…。(笑)
概ね皆の意見の意味するところは理解できた気がする。(笑)
リュック・ベッソンは『フィフス・エレメント』を見て以来SFとは相性が悪い監督だとは思っていたのでそれほど驚きはしなかったが、
『2001年宇宙の旅』というより『北京原人 Who are you?』にオマージュをささげていたのだろうか…。独特のセンスに脱帽する。
映画に作家性を求めるならば、まぎれもなくベッソンの映画であろうし、民主的に意見のすり合わせをして完成した映画ではないことだけはよくわかる。
これまでも強い美女を主演にした作品で知られるだけあり、本作でのスカーレット・ヨハンソンも過去のどの作品にも負けない力強さを感じさせる。
まさしく彼女を見るための映画でそれ以外はオマケのようなもの。
オマケにしては映像の美しさは中々で、スチール写真にして額に入れて飾っておきたいくらい。
映画の冒頭にアウストラロピテクスのルーシーが登場する。S・ヨハンソン演じる同名女性とダブらせる演出だが、そこには元々のルーシーの名前の由来となったビートルズの名曲と関連があるのではないか。
“あの曲”の頭文字をつなげるとLSDになるという都市伝説みたいなものがあったが、もしかしたらそれが発想のヒントじゃなかろうか。(別に監督は一発決めて創作したとは言わないけど…)
韓国人マフィアのボスにチェ・ミンシクが扮するが、なんと彼の高級そうなスーツにだけは返り血がかからないという摩訶不思議な現象がみられる。
脳の覚醒後のルーシーの特殊能力も相まって、SFというよりはオカルトである。
予告編でも見られるが、マガジンがそのままなのにオートマチック拳銃(ベレッタ92かな?)から弾丸だけこぼれ落ちる怪奇現象の種明かしは最後までわからなかった。
一体どこからどうやってこぼれ落ちたのだろう?
脳が100%覚醒したらどうなるのかは見てのお楽しみだが、脳が10%も覚醒していない凡人には理解できるものではなさそうだった。
リュック・ベッソンはどこへ向かっているのだろう…。
ちなみに前列に高校生と思われる一団が座っていたが、最後には皆口をポカーンと開けていたのは言うまでもない。(笑)
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