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2014年09月18日00:46

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『猿の惑星:新世紀(ライジング)』

『猿の惑星:新世紀(ライジング)』

 9.11以後の世界を織り込んでリブートされたと認識している『猿の惑星: 創世記』の続編。
荒廃した人間社会に対し、順調に勢力を伸ばした猿たち。
ここでも9.11で見られたエネルギーの問題が見られる。

 残された人間たちが電力施設の稼働を求めて猿たちのテリトリーであった森へ侵入し、一触即発になりかねない重苦しさをを丁寧に描く。
互いにテリトリーを守って共存できるのか、出来ないのか。
人間の尽きない欲望と未知のモノへの恐怖心が事態を悪化させる。

 9.11のテロを受けて米国の取った行動の本音はエネルギー問題だったと言われる。
本作でも電力欲しさに危険を冒してでもテリトリーを超えてしまう。
人間が己の欲望を満たすために身勝手に振る舞うのは、今に始まったことではない。
(日本人も耳が痛い話…)

 今日性を感じさせるいい着眼点だと思う。
少し惜しいと思ったのは、猿の内部抗争で盛り上げてしまった点。
むやみに生活レベルをあげずに現状に見合ったの生活を営む猿たちよりも、一度上げた生活レベルを落とすことができない人間への皮肉としては弱くなった気がする。

 それでも<リーダー論>ということでみれば、後半の展開は納得できようか。
暴力に頼る行動が何を生むかは、すでに歴史が物語っている。
頭上に頂く指導者の出来不出来が種族の未来を握っているのだ。
相互理解と平和的解決は幻想なのか。

 監督は『クローバーフィールド/HAKAISHA』『モールス』のマット・リーヴス。
前作のルパート・ワイアット監督が降板し、ピンチヒッターで急遽登板の割には前作のテーストを踏襲している。
映像が見事だが、何と言っても圧倒されるのは最新のVFX。
前作でもそうだったが猿たちのリアルさには磨きがかかり、猿芝居とは冗談でも言えない。
(ああ、言ってしまった…笑)

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先行上映鑑賞2D字幕

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