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2014年07月01日01:02

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『2つの秋、3つの冬』@フランス映画祭2014

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 今年もフランス映画祭が終了。
公開が決定している作品も多いし、これといったものがあまりなかったこともあり、当初は減らそうかとも考えたが、結局12本中7本鑑賞。
昨年のゲストは多彩だったが今年は男性ばかりだったなぁ。

『2つの秋、3つの冬』@フランス映画祭2014

 俗にスタイリッシュな映画というのは間々あるが、これはかなり異色というか実験的。
オーソドックスな映画ばかり見ている人は少々驚くかもしれない。
とはいっても、決して難しいわけじゃないので、ロマンス映画が好きな人なら楽しめよう。

 『女っ気なし』のイケてないけど愛すべき男性を演じたヴァンサン・マケーニュの魅力にあふれた作品。
この作品でも役柄には共通性を感じる。

 33歳になるアルマン(ヴァンサン・マケーニュ)は仕事も恋もルックスも何もかもイケてない。(苦笑)
偶然ジョギング中に出会った女性アメリ(モード・ウィラー)に妄想を抱き「また出会えないかなぁ」…と来る日も来る日も同じ場所を行ったり来たり。(笑)
しかし、運命の女神は…思わぬ形で現れた!
あろうことか夜道で二人組の男に襲われていた瞬間に助けに入るのだ。
通常の劇映画なら「ご都合主義」と言われそうな展開だが、それを逆手に取った演出が面白い。

 2009年から2013年の期間を舞台に描いているが、タイトルでおおよそ内容は推測がつく。
観客に語り掛けるというスタイルでバストアップのバランスを考量しスタンダードで撮影されたという。
通常の劇映画と比べると説明的なセリフの多さに戸惑うかも。
しかし、裏を返せば本作のオリジナリティ性ともいえ、分かりやすい奇跡のエピソードも手伝い受け入れやすいか。

 2部構成からなるが、チャプターの数字の仕掛けや言葉遊びなどに着目したら一層楽しめるかもしれない。
『サラマンドル』、『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』、他にも有名絵画などの引用も遊び心を感じさせる。

 “タメ書き”ではないとはいうものの、この情けなくも優しい人物を愛着もって演じられるのはフランス映画界ではヴァンサン・マケーニュよりなさそうにも思えるのだが…。(笑)
運命のいたずらを信じたくなるような「大人のおとぎ話」の要素も持ち合わせながら、手に入れた幸福は<不安>という形容詞がつく苦味が残るあたりがフランス映画的かもしれない。

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監督のセバスチャン・ベベデールさんのQ&Aとサイン。
(今年はサイン会が事前のネット抽選になり、当選各50名…とか。ハーフ、ハーフでした。)

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