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2014年04月30日00:58

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『ぼくたちの家族』

イタリア映画祭の真っ最中だが、大人の事情で試写会の方を先にアップします。あせあせ

『ぼくたちの家族』

 家族というのは、近いようで遠い存在。
血のつながりが安心感をもたらしたり、時には疎ましかったり…。
一見、平穏な家庭にもたらされたシコリは思わぬ<家族の秘密>を掘り起こす。

 早見和真の同名原作を『舟を編む』の石井裕也が監督。
男二人兄弟に両親、どこにでもあるような家族構成。
その男系家族の中の紅一点であり精神的支柱の母親に脳腫瘍の疑いがあるということで大騒ぎになる。

 ワタクシ事だが、うちも男兄弟だけで父が脳腫瘍になった経歴があるため他人事とは思えない。
そして普段、重要なことが起きたらどうするかなんてあまり話し合ったこともない。
案外、そういうものなのかもしれないけど…。
男家族だけだと母が倒れた時にオロオロしがちなのも大いに共感できる。(笑)

 浮かび上がるには、秘密を洗いざらい吐き出しどん底まで落ちて、ようやく再スタートというのも定番ではあるが納得できる。
次男のゲン担ぎには藁にもすがりたい気持ちがよく表れていた。
石井監督らしくシリアスな中にもユーモラスさが配されていているのが良い。

 キャスティングも豪華な顔ぶれで楽しめる。
いつもプレッシャーを感じている真面目な長男・若菜浩介を妻夫木聡、お気楽極楽で観察眼の鋭い次男坊・俊平を演じる池松壮亮、頼りがいがありそうでグダグダな父・克明を長塚京三(えてして役に立たない人って普段偉そうなところもよく表れてる。父親に頼りがいがないというのは時代の象徴か?)、年を重ねても愛くるしい母・玲子を原田美枝子。
出番は多くないものの浩介の妻・深雪を演じた黒川芽以が印象的な場面を持って行った気がする。

 いわゆる難病モノではあるけど、安易なお涙ちょうだいモノではない。
しかし、しかしだ、最後はやはり泣けてくるよ。泣き顔

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試写会@一ツ橋ホール 5月24日より公開
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