『
リベンジ・マッチ』
ボクシング映画といえば、誰しも思い描く作品のひとつや二つはあるだろう。
その筆頭に上げられる
『ロッキー』と『レイジング・ブル』。
これらの主演を務めたシルベスター・スタローン、ロバート・デ・ニーロの二人がリングでこぶしを交えると言う夢のような企画。(人によっては悪夢かもしれないが…)
かつてライトヘビー級の王者だった二人には因縁があった。
それをうやむやにしたままで30年が経過…、遣り残した過去の総決算をしたいのは誰しも思う事ではないか。
…そうはいっても寄る年波には早々勝てないわけで、映画はその辺を<年寄りネタ>として茶化して描いている。
常に笑いの絶えない展開だが、当人たちは至ってマジメ(それが余計おかしい)。
筋書きのタイプは『ロッキー』寄りだろうか。
それになぞらえた小ネタには思わず爆笑。
スタローン、デ・ニーロ演じる二人はともにプライドが高く負けん気が強い。
しかし、それゆえ<普通の幸せ>からはかけ離れている。
リベンジ・マッチはボクシングに対してだけじゃなく、失敗した人生そのものへの“リベンジ”でもあろう。
だからこそヨレヨレになってもフェアにファイトする姿に感銘を受けるのではないか。
70歳になったとはいえ、リングで時折見せるデ・ニーロの鋭い動きは芝居であってもたいしたもの。
(劇中でデ・ニーロはレストラン経営をしているということだが、これは実際の話でもあるよね。)
ただ、美味しいところは下品なトレーナー役のアラン・アーキンが持っていった感じがする。(最高!)
中盤の湿っぽいあたりが少しもどかしい気もするけど、世の中のくたびれた人たちに活力を与える映画。
最後の最後に
飛び切りのシーンがあるので席を立たないこと。(笑)
活力を与えるといえば、上映前に
リポビタンDが振舞われた。(笑)
試写会でこんなの初めて!
試写会@一ツ橋ホール
4月4日より公開
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