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2014年03月12日23:22

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『コーヒーをめぐる冒険』

 昨日、飛び込んできた元同僚の飼い猫の永眠…。天国への階段を駆け上がってしまった。猫
突然で驚いたけど(病気ではあったが)、近いうちに葬式を出すそうで、私も参列することになりました。
いわゆるペット葬儀は初体験なので、どうしたらいいものかわからないけど、初対面が葬式とは…なんともやりきれない。
(飼い主の気持ちはもっとやりきれないでしょうが…)


さて、気を取り直して、通常運行。w

『コーヒーをめぐる冒険』
 
 若いころは時間が有限であることに思いをめぐらすこともなく、行動しろといわれても言い訳ばかりで重い腰を上げない日々を過ごしてしまいがち。(自分で書いていて、耳が痛い…)耳
この長編デビュー作をして“ドイツ映画界の救世主”ともてはやされているらしいヤン・オーレ・ゲルスター監督。
しかし、これまで口さがない友人からは<作品のない映画監督>といわれるくらい<一歩を踏み出さない>人だったらしい。
そう、これは映画の形を借りた彼自身の冒険物語。

 映画はベルリンに住む大学を中途退学した青年ニコの<ついていない一日>という形式。
朝、一杯のコーヒーが飲めないことから始まり、次々と不運に見舞われる。
免許の再交付、迷惑な近隣住民、かつての同級生、父親との対面…など行く先々でトラブルに巻き込まれる。だが自分のまいたタネでもあり、単にアンラッキーな一日ではなく、真実と向き合うことで清算すべき過去である。
モラトリアムから脱して大人に階段を上る、そんな大切な一日に他ならない。

 原題の『Oh Boy』とは未熟な少年時代という意味合いなんだろう。
監督を称して第2のジャームッシュとかいう人もいるようだが、それはモノクロとベルリン市内を“旅する”工程が初期作品を思わせるのかもしれない。
個人的にはジャームッシュよりは間口の広い作家に思えた。

 主人公の青年ニコを演じるトム・シリングが良い。ちょっと見た感じジェームズ・マカヴォイを彷彿とさせるナイーヴな好青年に思える。
映画監督として第一歩を踏み出したゲルスター監督に、少し苦めのコーヒーで乾杯。コーヒー

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