『
ダラス・バイヤーズクラブ』
マシュー・マコノヒーにはじまってマシュー・マコノヒーに終わる。
いや、ジャレッド・レトも入れておこう。(笑)
強烈な役者魂を感じたひと時。
いつから始まったのか知らないが、役柄に合わせて体重を増減させる俳優たちの体の構造はどうなっているのだ?
つい先だっての『MUD』では筋骨隆々だったマコノヒーは、ここでは激やせ…。
彼はエイズに冒された病人を演じているわけだが、まだエイズが<同性愛者だけの奇病>という差別のレッテルが張られていた時代の話。
酒・女・ドラッグ・賭け事が大好きで、一般世間から見れば落ちこぼれで救いがたい人物なのだが、HIV感染し人生が変わる。
自由の国アメリカでも自由にならないことも多く、そのひとつは薬の承認問題。
(日本でも同様の問題は度々耳にする。)
<明日の保証>がないロン・ウッドルーフの行動力に唖然呆然。
これが実際の人物だというのだから恐れ入る。
ダメ男なのに彼が魅力的に見えるのは、
生きるための努力はするが自分の<本質>は変えないこと。(HIV感染した女性と知るや…笑)
それに商売とはいえ、自分だけのためだけじゃないという点。
利己が利他に変わる瞬間、彼はヒーローとなる。
どこまでもしたたかでタフな彼はやはり痩せてはいても筋骨隆々だ。
彼のよき友となるゲイを演じるジャレット・レトのタイツがいつも破けているのは<不完全>であることの証なのだろう。彼(彼女?)のための援護がカウボーイらしい男前さで、溜飲を下げる。
ただ、いまだに<なんちゃって日本>なのかと…そこは悲しい。
ジャレッド・レトが在籍するバンド30STM(30 Seconds To Mars)が4月に来日公演するけど行けそうにないなぁ。
…残念!
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