『
旅人は夢を奏でる』
父親と息子の関係は重要な永遠のテーマで、それは昨今のゴシップネタでも毎日のように語られる。
ある日、幼少の頃に離れ離れになった父親が目の前に胡散臭い姿で現れる。
ピアニストとして成功を収めた息子ティモを、有無を言わさずに旅に連れ出す。
その目的とは…。
アキ・カウリスマキの兄・ミカ・カウリスマキの久々の新作。
身勝手に置いてきぼりを食わせた親はまたも身勝手な行動を取る。
内心受け止めがたいはずだが、そこは血のなせる業か、あるいは自身の家庭が崩壊していて身内に寄り添いたい気持ちもあったか…。
<何故父は息子と離れたのか>と<自身のルーツを廻る>親子の癒しの旅である。
共に音楽を演奏する共通項を持つ二人が、音楽を奏でながらフィンランド各地を旅する様子は心温まるものを感じる。特にホテルで勝手に演奏会を開くあたりが傑作。
真面目ゆえに失敗した息子がチャランポランな父のおかげで自信を取り戻すのは愉快。
壊れた家族の再生物語が大事なテーマの一つ。
メインの親子を演じるのはフィンランドでは有名な俳優らしく、実際に音楽の才能があるという。
メタボでスケベで茶目っ気たっぷりなはみ出しものの父レオをヴェサ・マッティ・ロイリ、真面目で神経質そうな息子ティモをサムリ・エデルマンと、見た目も性質もかなり違うのだが、時間がたつにつれて距離が近づく。
編集が今ひとつなのか脚本に問題があるのか…いささか唐突な点も感じるが、きちんと過去の清算をして息子と向き合った父から息子ティモが人間として成長する姿は好感が持てる。
素朴なフィンランドの風景も良い詩情を与えていると思う。
ところでメインに使っていたデスクトップが故障中で、ずっと中古のノートでしのいでいましたが、それも挙動が怪しくなり、ついにスキャナーを読み込まなくなった。
…なので、当分「絵」は無しになりそう…。(サポート終了間際のXPなのでマイクロソフトの陰謀かな?)
サンシャイン牧場もフラッシュがビジーになって動作が固まることがしばしば…。何が悪いのだろう…。
それはそうと、今日サプライズ・ニュースを耳にしました。
まぁ、ある程度覚悟はしていましたが、具体的に知ると「
来るべき日が来たか」となりますね。
思えば、思い当たる節がありすぎる。(苦笑)
近い将来(来月とか再来月あたり?)に正式アナウンスがあるでしょうから、そのときに「ああ、これのことだったか」と思い出してください。(ちょっとここではいえない…)
おっと、あと数時間で米アカデミー賞のノミネートが発表になりますね。『風立ちぬ』は選ばれるかしら。
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