『
武器人間』
世に怪作・珍作映画も数あれど、2013年度の大賞はこれかも知れない。(笑)
ナチスが様々な研究をしていたことは周知の事実で(ジェットエンジンやテレビ電話など)、現在に繋がるテクノロジーを生み出されていることもよく知られる。
それゆえ怪しげな噂も絶えない…。
そういうキーワードを巧みにフィクションに組み立てたブラックユーモア・ホラー。
第二次世界大戦も末期、ソ連軍の偵察舞台が仲間からの救助信号を頼りにナチス占領地内に踏み込む。それを従軍カメラマンの記録という名目でP.O.V方式で撮影される。
もちろんデジタルビデオはない時代なので、フィルムのノイズなどが雰囲気を盛り上げる。
冒頭で奇妙な骨が見つかるのだが、
やけに詳細に映し出していると思ったら、「なるほどなぁ〜」と思わせる展開が待っていた。
原題は『Frankenstein's Army』といい、マッドサイエンティスト・フランケンシュタイン博士の武器人間が活躍する話。
『フランケンシュタイン』といえば、メアリー・シェリーの怪奇小説で知られるが、モデルになった人物がいたとか、いないとか…。
本作のヴィクター・フランケンシュタイン博士の存在は半ば伝説なのかもしれないが、WEBにはこういう記述もある。
http://ww5.tiki.ne.jp/~qyoshida/kaiki/80furanken.htm
ともかく悪趣味(褒め言葉よ)なモンスターたちの造形を楽しむ映画で自主映画が好きな人にはツボかもしれない。(笑)
監督のリチャード・ラーフォーストはオランダで活躍するCMディレクターなんだそうで、確かにそうしたヴィジュアル面の魅力は感じられる。
グロいシーンもあるので苦手な人にはすすめられないけど、B級ホラーが好きな人は観た後で仲間と語り合いたくなる映画であろう。(いや、観る前からか…)
日本版予告編のナレーションを
大山のぶ代さんが務めているのも面白い。
(劇場内に展示されていたイラスト)
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