最終日、突然知らされたニュース。
新婚さんは延泊してチェコのプラハに観光しに行くのだそう。
帰りの便は少し寂しくなりますが、いい思い出になるでしょうね。
(ヒルトンのスイートだしなぁ…まだ言うか。)w
さて、午後には空港へ向かうとはいえ、それまで少し時間があります。
王宮や博物館などをじっくり見学することは出来ないでしょうが、ちょっとした市内観光程度は出来そうです。
朝食を終えて、街に繰り出す人たちがロビーに集合。
初めてウィーンの地下鉄に乗ります。
日本の感覚だと理解に苦しむシステムにぶち当たる。
もちろん切符は購入しますが、駅には改札がなく駅員の姿は見えない。
バーも何もなく、刻印機に時間を自分で記録して乗るのです。
降車しても切符を入れるところがない。
…不思議です。キセルし放題システム。(笑)
もちろん、それはバレたらとんでもない罰金が待っています。
日本なら途中までの切符しかなくても、降りる時に清算出来るけど、出来ない国も多いのでしょう。

さて、直前までどこに行くか迷っていましたが、中心部に行って迷うよりも身近な方が確実かと思い、同行者もいたことなのでプラーターの大観覧車に乗ることに。
先日も触れましたが
『第三の男』でも知られる場所。
この遊園地は日本と違い入場料はなく、あくまで個別の乗り物ごとに料金を支払うシステム。

12名まで乗れる大きなワゴンに乗り込む。
ゆっくりゆっくりと時間をかけて回転する。
観覧車なんて最後に乗ったのはいつかなぁ?

上のほうに行くとウィーン市内が一望できて見晴らしは抜群。


観覧車を降りて、同行のツアー客と周辺を散策。
自然に興味がある人らしく、鳥や植物の写真を精力的に撮っていた。
ある木の下に鳥が群がっています。
誰かがパンくずか何かを置いたのでしょう。
集まっているのは欧州のカラスなんだそう。
日本のカラスは真っ黒ですが、これは灰色と黒のまだら模様。

人間が近づくと気配で散ってしまい、かわりに強敵がいなくなった鳩が餌を求めにやってきます。
彼らの頭脳か、警戒心の違いなんでしょうか。
後で知ったのですが、これを教えてくれた年配の御仁は「
野鳥の会」に所属しているのだとか。
(しかも結構な役職らしい…)
「家族の写真はほとんどないんだ。大半が鳥、花、木などで人物も風景もあまり撮らない」と自身のコレクションについて語っていたことが印象的。
帰り際、旅行中撮影した写真を拝見する機会があり、ヒルトンホテルの周囲に群れていた白鳥とか、ハイデルベルクで見つけたブラックバード(クロウタドリ?)がミミズをついばむ瞬間など私がまるで気がつかない写真がたくさん…。
そういわれたら、最初の頃「この鳴き声は…」なんて話していたことを思い出す。
泣き声は同じようなスズメも日本とは違うらしい。
まだ、チェックアウトしていないので、時間(12時)に間に合うように地下鉄に乗る。
(本当はカフェをしたかったところだが、ギリギリは怖いので…)
実は一回部屋に戻りトイレを済ませたかったので、チェックアウトせずに観光に出かけました。
まだ15分くらいあるからと余裕しゃくしゃく…と部屋に戻ると、既に大きな掃除用カートが室内に…。
おトイレするのは無理なのかしら…と振り返ると若いメイドさんとバッタリ。
必死に説明を試みる。
「I want...」(えーと、おしっこがしたいですって、どういえば…)瞬間的に口をついて出た言葉は「
pee!」。
メイドさんはにっこり笑ってyesと答えてくれた…と思う。
よく考えたら可笑しな文章。あれ、それで笑っていたのかな?
ま、peeの前にyourといわなかっただけましか。(笑)
とっさに対応できない失態(?)といえば、エレベーターで白人女性(美人)が乗り込んできて「4階を押して頂戴」(推測)といわれ、「Four?」と聞き返し、ボタンを押したまではいいが、その後「You are welcome」とも「My Pleasure」とも返した記憶がない。
そもそもThank youも言われたか記憶がないくらいテンパっていたからですが…。
いずれにしろ経験値が足りなさ過ぎですね。(汗)
ところで、最後の日だけ連泊の余裕もあったので、こんなラクガキと共に枕銭を置いてきました。
(こういうのはテンパらない)
帰りは直行便じゃなく、ウィーンから一旦フランクフルトへ向かう。
もちろんオーストリア航空は初めてです。

自力で乗り継ぎできる自身はまるでないなぁ。(笑)
手続きだけ終えたら、出発までの時間を利用して簡単なランチを頂く。
セルフサービス式でイマイチ勝手が分からなかったけど、味は美味しかったと思います。
1時間半のフライトなので、ちょっとしたお菓子がでるだけ。
「フランクフルトに到着する時に拍手が起きるよ。」
…と知ったかぶりに語ってしまったが、特別何も起きなかった。
むぅ…そんなもんか。(苦笑)
フランクフルト空港で世界最大のオール二階建て旅客機エアバスA380が見られた。
さて、乗り継ぎのターミナルが反対のために移動。
4時間もあるのであわてる必要はないけど、逆に持て余しますね。
することがないので免税店などを見て歩く。
土産に駄菓子を買って行きたいと言うので、手ごろなものをいくつか購入。
…はじめて空港の免税店で買い物したのですが、パスポートと搭乗券を提示しないとならないのですね。
オマケに到着空港名や名前のサインも必要とは。(無知な私)
前に並んでいた客が日本人だったので参考になって助かった。
到着空港名を<成田>と思いっきり漢字で書いたけど大丈夫だったのかな?(笑)
免税店で買い物してもまだまだ時間があります。
お腹はさほど空いていないので、飲み物程度なら…と思い、バーガーキングでストロベリー・バナナ・スムージーを頂く。
この時、隣の席でちょっとしたハプニング。
サラダのドレッシングを混ぜようとシャカシャカしていたその瞬間、蓋が外れて中身が自身の体にかかってしまったのです。
それを見ていた隣の女性が思いっきり笑ってしまい、直後に「Sorry」を繰り返す。
まるでコントみたいな出来事。
(サラダをこぼした人は何事もなかったかのように手で容器に戻していた。sorryにも無反応。)
ようやく出国審査を終えて待合室へ。
ここではアナウンスが日本語だったので、なんだか帰国した気分。(笑)
数日前の日本の新聞が置いてあり、日本はとてつもない猛暑に見舞われていた1週間だったことが分かる。
果たしてこの旅行中に日本の状況はどうなっているのか?
浦島太郎状態での帰国。
フランクフルト発、JL408便は定刻通り離陸。
少し雲が出ているので、フライト中は揺れるかも…という案内が入る。
時間は夜9時を回っているのに、まだ明るさが残っている。
最初の機内食を頂きながら、最後かもしれない機内映画を見ることに。
正直、眠くなりつつあるので小難しいものは避けてコメディを選ぶ。
(しかも吹き替え)
『Identity Thief』
日本公開も既に内定していると聞くが、邦題は何になるかな?
『ID泥棒』か『盗まれたID』辺りが無難かしら?
タイトルどおり、IDを盗まれた男の悲劇をコミカルに描いている。
個人情報の犯罪が増えた現代社会を皮肉ったコメディで、しかも被害にあうのが金融関係のプロというのが笑える。
一方で、これはアメリカの格差社会の縮図であり、再生物語であり、ヒューマンドラマでもある。
コロラドに住み金融会社に勤める中流家庭の夫のIDが盗まれる事件にあう。
警察には時間がかかる(複数の州にまたがると捜査がややこしいというネック)と諭されるが、ぶち切れて待てない男は自ら犯人探しの旅にでる。
盗んだ女性が個性的というか、下品でぶっ飛んでいて、最終的に彼女の秘密が作品にひねりを加えている。
旅をしながら自己を見つめなおし、見知らぬ男女のロードムービーでもあるあたりはアメリカ映画の得意分野じゃないだろうか。
ヒロインのダイアナ役のメリッサ・マッカーシーが何よりインパクト大!
『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』のメーガン役もそうだったが、やりすぎるくらいの悪乗りにノックアウトされる。
最後の機内食。
もう日本は目の前。猛暑の現実が待っている。
浅い眠りから覚めても時間が残っているので、もう一つ行けるかと未公開映画を観始めたが、半分寝ているオツムで字幕はシンドくなり、あえなくギブアップ。
ゆえに内容も簡単で吹き替えバージョンだった『G.I.ジョー バック2リベンジ』を。
ただ、先にも述べたとおりこの日は機体が揺れることが多く、その度に機長のアナウンスで中断され、最終的に時間が足りなくなった…。
途切れ途切れだが、クライマックス辺りまでは来たのだが…。
でも、続きが格別気になることもないので(笑)、TV放送になったら確認するくらいでいいかな?
旅行終盤にポツリと母がこぼした言葉がある。
「
ドイツ人って怖いと思っていたけど、来てみたら“普通”(の人間)だった」と。
この言葉が聞けただけで、来た甲斐があったと強く感じた。
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