まだ続きます。イタリア映画祭2013(不定期連載…笑)
『家への帰り道で』
今回のプログラムの中では、サスペンスタッチの娯楽色強い作品。
経営する零細工場の売り上げが不安定なため、ヤバイ裏家業に手を染める主人公。
仕事そのものは簡単な運び屋だったが、そこは“ヤバイ物”だけに付けねらわれる。
妻子を人質に取られて窮地に陥り、命には代えられないと決断するが、そう簡単には行かない。
裏家業のプロじゃない普通の家庭人(アマチュア)であることや、ハンディカメラのゆれのリアルさでありきたりなアクションも実にスリリングに感じる。
ちょっとした
機転の利かせ方や伏線の巧みさ、小道具などが脚本に見え隠れして最後まで楽しめた。
監督はCM界で活躍したそうで、なるほどわざと白飛びさせた露出や画面構成、色彩配置に一工夫ある。
娯楽映画とはいってもビターな後味は欧州映画らしいかも。
しかし人としては一線を踏み越えながらも、僅かな希望を見せているあたりに監督の思いが伝わる。
最後に至り理解したタイトルの意味に思わず膝を打つ!
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