東京では先週終了した
イタリア映画祭2013、今年はこれといった作品があるように感じられないため、最初から絞りました。
一応、目玉と思われる
『フォンターナ広場 イタリアの陰謀』と特別上映『リアリティ』(昨年の東京国際映画祭でも上映されたが)はゲットできたので後は正直惰性…。
(困った時の参考サイトはIMDBとRotten Tomatoes)
不景気なのか、今年はパスタを振舞ったりエスプレッソの無料試飲などもなく、加えてゲストが少ない。
一昨年は震災の直後でゲストなしになったのは理解できるとして、昨年がかなり賑やかだった分、今年は寂しさを隠しきれない。(オマケに一人の監督さんはトークとサイン会を見合わせるということに…)
「女優が来ていないのは寂しい」という声も聞かれましたが、監督が急遽欠席となり代理で女性編集者が来ていたのは珍しいかも。
では鑑賞順に…。
『綱渡り』
ネオリアリズモ再び…。
『自転車泥棒』や『鉄道員』を思い起こすように、かつてのネオリアリズモが現代に蘇ったような映画だった。
貧困層の負の連鎖にやるせない気持ちになると共に、イタリア社会の抱える問題も深刻といわざるを得ないのだろうか。
一家の長として家族を養っていかなければという思いはどこも同じだろう。
ホンの出来心で同僚と浮ついたことから家庭が崩壊してゆく。
成長期の子どもはお金が入用な時期、本業以外に深夜バイトまでしても焼け石に水…。
まさに<綱渡り>状態。
周囲からみれば土下座してでも許しを請うてやり直す道を模索したらいいのに…と思うかもしれない。
プライドが高いといえばそうなのかもしれないが、コミュニケーションが下手なのだ。
分かっていてもとかく人はコミュニケーション不足で泥沼になりがち。
不器用な生き方しかできない男の悲哀みたいなものが充満していたが、それは原因を探ろうとしない妻(対峙するだけで寄り添うことを試みない)も同罪なのかもしれない。
救いは子どもが父を信頼している姿か。
それにしても公務員の給与が15万円程度(1200ユーロ)だというのが衝撃的。
妻と子ども二人かかえて15万円じゃ何も出来ないのでは?
監督のイヴァーノ・デ・マッテオ監督のQ&Aあり。
ログインしてコメントを確認・投稿する