ブリリア・ショート・ショート・シアターという劇場をご存知だろうか。
横浜にある短編専門の劇場。
実はこれまで不勉強で知らなかったのだが、ふとしたことで
今年のアカデミー賞にノミネートされている『リッチーとの一日』を上映していると知り、是が非でも発表前に観たいと思い出かけてみた。
どのプログラムも数本組み合わせてあり、料金は¥1000(大人)。
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アカデミー賞プログラム>には『化粧室の恋物語』『アーダルの恋』『おもちゃの国』『リッチーとの一日』がラインナップ。(上映順)
いきなりだけど、売店のポップコーンとコーラを持ち込んだはいいが、思い切り座席にぶちまけてしまった。www
料金の半分は座席に飲ませてしまいました。
F-7付近がコーラ臭かったら、それは私の勲章です。(勲章じゃねぇよ。一人乗り突っ込み)
『化粧室の恋物語』
線画だけによるアート・アニメーション。
トイレ料金所で働くオバちゃん(?)だって恋をしたい。
日々、ルーティンとしてこなすだけで、面白みも希望も何もなかった職場に訪れたチャンス。
可能性と愛の力をシンプルな映像でコミカルに表現している。
(2008年短編アニメーション部門ノミネート)
『アーダルの恋』
幼稚園や小学生の頃に学校の先生に恋焦がれる思いを抱いたこともあるのではないか。
大好きな女性教師がいけ好かない男と婚約したと知りメラメラとライバル心を燃やす少年アーダル。
些細な出来事から、本当の愛情とはけっして物質ではないことをピュアに謳いあげる。
(2010年短編実写部門 ノミネート作品)
『おもちゃの国』
今回のラインナップではこれが白眉。
それもそのはず、2008年短編実写部門受賞作。
舞台は第二次大戦下のドイツ、ユダヤ人迫害を扱っている作品は珍しくないけど、子供へのささやかな愛ある嘘とそこから始まるほころびがサスペンスタッチで描かれる。
母マリアンのとっさの機転に思わず膝を打つ!
スコアの余韻に浸りながら最後はホロリとしてしまった。
『リッチーとの一日』
リッチーが自殺をしようとしていた瞬間に、長年疎遠にしていた妹から娘ソフィアを一日見てくれと頼まれ、そこから人生が変わる話。姪と過ごした一日はリッチーにとって特別だったが、それはまた姪にとってもまたしかり…。
予想通りの部分はあるけど、妹が娘を預ける理由に一ひねりあり、奥行きを感じる。
何より娘ソフィア役の子が良い。決して図抜けてうまいとは思わないが親しみを覚える。ボウリング場でのダンスがひときわ印象的。
さて、受賞なるか?
ところで、連続して他のプログラムを鑑賞の場合、チケット提示で¥500になる割引サービスを実施中とのこと。
時間に余裕があったので、<
バレンタイン・プログラム>も鑑賞。
『ゴーストのおいしいレシピ』
児童文学「The Bake Shop Ghost」の映画化。O・ヘンリーの短編を少しユーモラスにした印象。
無愛想だけど味で評判のパン屋の女店主がなくなり幽霊となって現れる。後に店に入る人たちとのイザコザと元店主の心の問題を描く。なんでもぶつかりあって理解しあう人たちの話かな。
いかにも短編映画を観たという印象を抱く。
ホッコリしますよ。
『めぐり逢い』
原題は『Maybe...』。全編「Maybe...」ではじまるメモで綴られたオシャレでキュートな<ボーイ・ミーツ・ガール>ストーリー。
コーヒーショップで客と店員として出会い、一杯のコーヒーから様々なアイディアが広がってゆく“数珠繋ぎ”が面白い。
『チョコレート』
事業で失敗した男の再生物語。
身近でありがちなテーマゆえ理解はできるけど、新鮮味はあまり感じない。
これで問題が解決したとは到底思えない甘さがのこる。
正直言って、
ダラダラした編集とみせ方の稚拙さが悪い意味でインディーズ臭い。
生意気を言うようだが、編集とカット割を変えるだけでも印象は随分変わるのではないか?
上映後のロビーでも「最後のだけつまらなかった」の声がチラホラ…。
はじめに見たアカデミー特集が良かったので、アマゾンで買えなくTSUTAYAでもレンタルできない(?)短編DVDも買うてしもうた。(笑)
ネットでも売っています。
http://www.viva-jp.com/lounge-f/ItemDetail/13281
この日、観た『おもちゃの国』と『ゴーストのおいしいレシピ』も収録。
横浜はちょっと…という人は是非!
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