『
End of Watch』
定番のテレビ番組に
『警察、密着24時!』のような犯人追跡番組があるが、まさにそれを映画でやった作品。
パトカーの車載カメラや個人的に取りつけたピンホールカメラなどを駆使して、いまやひとつのスタイルとなったPOV方式で描き出される。臨場感溢れる映像は凶悪事件とあいまって緊迫感を強める。
コンビを組むブライアン(ジェイク・ギレンホール)とマイク(マイケル・ペーニャ)は互いに兄弟と呼び合うほど親密なロス市警の警官である。ブライアンは自分の企画で仕事の一部始終を撮影しているのだが、ある時パトロール中に凶悪犯罪組織の銃器や資金を押収したがゆえ命を付けねらわれることになる…。
監督・脚本は『トレーニング デイ』『フェイク シティ ある男のルール』 のデビッド・エアー。
車載カメラを使っているといっても、あくまで設定上であり解像度もグンと高くアングルは考え抜かれている。
なのであくまでフェイク。(それにどうしたって「ここにはカメラがないよね」と思う箇所も…苦笑)
警察官の仕事の厳しさと見返りの少なさが凝縮された内容で、
けっこうショッキングなシーンがあるため、見るには覚悟した方がいいかも。
描かれる日常からはアメリカ社会の抱える様々な問題点があぶりだされ、チームを組むアメリカ人・ブライアンとメキシコ人・マイクの関係も、また
国家間のそれと重なるようである。
そういう視点から見ると最後は意味深に思えてならない。
まずたいていの人はこれを見たら警官になりたくなくなるだろうが、それでもなりたいという人には素直に敬意を表したくなる。
(年内公開予定、邦題未定)
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