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2012年11月20日01:51

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『ブッチ・キャシディ −最後のガンマン−』

『ブッチ・キャシディ −最後のガンマン−』
(原題;Blackthorn)

 一般公開されない作品でもソフト化されない作品でも時折独自の放送があることがある。
WOWOWも日本未公開映画の枠を設けている。
あいにく契約はしていないが、たまたま海外盤ソフトで見たので参考になればと思い記述。


 アメリカン・ニューシネマの傑作『明日に向って撃て!』の後日譚。「明日があったらどうなったか」についての映画。(笑)
その意味では、ここで『明日に向って撃て!』のネタばらしから始めなければならない。
(といっても映画ファンなら大体知っているよね?…ね?)あせあせ

 つまり壮絶な最期を遂げたはずの二人が生きていたという話なのである。
決定的なシーンがなかったためだが、源義経がチンギス・ハーンになっていたという伝説よりは信憑性があろう。(笑)
(あくまで上記の映画を知っているというスタンスで話は進む。)

 計画通りボリビアに逃げ延びたブッチ・キャシディの20年後から始まる。
名前をブラックソーンと変えて逃げ延びていたはずが、強盗を働き逃亡している若者をふとしたことから助けてしまうことから、ブッチ・キャシディの止まっていた時間が動き始める。
かつての自分たちの姿を投影したのだろうか。
映画はフラッシュバックを交えながら<今の事件>が流れてゆく。

 老いても相変わらず「男気」あふれるブッチだが、すでに時代は移り変わり世界は小さくなり、騎士道のごとき<ガンマン精神>は滅び去っていることを突きつけられる。
してみると死んだのは彼らではなく、時代の精神なのかもしれない。

 老いた主人公をサム・シェパードが渋く渋く演じる。
『オープン・ユア・アイズ』『海を飛ぶ夢』などの脚本を手がけたマテオ・ヒルがメガホンを取る。
映画としてはアベレージ的だと思うが、先の映画ファンならそれなりに楽しめるかも?
(もっとも思い出を汚したくない人は見ないほうが良いかな?)うれしい顔

 広大なロケーションが見所。
観終わって仁侠映画じゃないが「嫌な渡世だなぁ」と呟きたくなる。あせあせ(飛び散る汗)

フォト


 【追記】
劇中で助ける若者はスペイン人、この地がボリビアということを考えたら、おのずと意味は伝わるのでは?
かつてスペインの植民地とされていたボリビア。
映画の結末は歴史と重ね合わせてあるのではないか。
西部劇の形を借りた歴史映画という位置づけなのだろう、なるほど『アレクサンドリア』の脚本を手がけたのも頷ける。


WOWOWでのオンエアは11/25(日)午後0:30 他。
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