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2012年10月14日15:16

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『カリフォルニア・ドールズ』

『カリフォルニア・ドールズ』

 「なぜこの映画がいまだに日本でDVD化されていないんだ?」という話題に頻繁に取り上げられる一つ。
確か日本初公開の時は『カリフォルニア・ドールス』だったような気もするが、めでたく11月3日よりシアターN渋谷などでニュープリント上映されるようだ。

 ジョン・フォードのように<男臭く骨太>と引用されるロバート・アルドリッチが女性プロレスラーの世界を描いた遺作。ソフト化されないまでもたまにテレビ放映はあるため、録画したのをこの機に鑑賞。

 美貌はあっても貧しく学もない女の子が挫折感を味わいながらも必死に努力して成功しようとするというスポコンらしい筋書きだが、ベテランマネージャー役のピーター・フォークがなかなかの海千山千ぶりを発揮していて作品に奥行きを出している。

 70年代後半から80年代当初は日本でもビューティー・ペア等が活躍したように女性プロレスが盛り上がっていたとおぼろげながら記憶している。
それを反映してか、この映画には日本人プロレスラーミミ萩原とジャンボ堀の客演が見られる。

 見せ場は当然レスリングシーンであろうが、プロレスは素人だったという二人がプロの指導を受け吹き替えなしで演じているというのだから大したもの。
アルドリッチ映画の特色として執念、憎悪、激怒などというキーワードがよくあげられるが、これも自尊心からくる激怒や打ち克つ執念が感じられる。
クライマックスの試合シーンは分かっていても思わず胸が熱くなり、一緒に応援したくなる。泣き顔

 人生という長い旅と実際の地方巡業という旅を重ね合わせているみせる彼女たちの姿に共感できる人も多いのではないか。
ユーモラスな味付けもアルドリッチの懐の広さを物語るようだ。

フォト


 今回の上映を機会にソフト化されるのか不明だが、公式サイトには<音楽著作権の問題>とあるので、興味のある方はこの機を逃さない方がいいかも!?(テレビ放映とパッケージは別物だというのは攻殻機動隊SACファンならご存知のはず!)

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