『
ラブド・ワンズ』
誰しも好きな人がいたら両思いになりたいというのは自然な感情。
しかし、それが容易ならざることはよく知っている。
では、あきらめるのか?
まっとうな努力ならば、ホラー映画のネタにはなり得まい。(笑)
オーストラリア発の(たぶん)低予算ホラー。
ヒロインはストーカーを超えた独占欲の強い
ワガママ姫<ローラ>。
チョットぽっちゃり目で人前では控えめな感じ。
内弁慶…というかウチでは小悪魔を通り越してただの悪魔に早代わり。(笑)
イケメン<ブレント>と勝手に繰り広げるバイオレンス・ディナーの描写がなんとも痛そう。
身近な小道具を使って恐怖感を炙り出すのが中々お上手。
特にハンドドリルのアイディアは妙に感心。
ブレントの前には甘いヒューマニズムなど存在しない<バカの壁>が立ちはだかるが、思えば元凶は親子の歪んだ関係であろう。あながちありえないと小バカにも出来ない世界かも!?
ただ、
これだけ歪んだ人物なら、すでに評判になっていてもおかしくないのでは?という素朴な疑問も沸く。
奇妙なポップさとグロさが同居する本作を手がけたのはショーン・バイルンという豪州のテレビ・CM界で活躍した人物ということ。初の長編だというが、構図の取りかたやスローモーションの活用、小気味よいテンポなどに力量を感じる。
プロムではじける(一見無関係に思える)カップルの片方が実は
意外なところで繋がっているというのが、後でジワッと効いてくる。
映画全体に降りかかるブレントのトラウマが劇とシンクロしていて効果的印象を残す。
(6月9日より公開)
ログインしてコメントを確認・投稿する