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2012年03月28日23:52

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『長ぐつをはいたネコ』

『長ぐつをはいたネコ』

 『長ぐつをはいたネコ』のアニメーションと言ったら個人的にはシャルル・ペロー原作の東映動画版が想起されるが、これはドリーム・ワークス『シュレック』からのスピンオフ映画。
ハリウッドのCGアニメーションはネコも杓子も3D化の波の中。この作品も当然のごとく3D。

 稼ぎ柱の一つだった(と思われる)『シュレック』が終わり、ネコの手も借りたいとばかりに主役に抜擢された“長ぐつをはいたネコ”プス。
これも人気キャラクターの宿命だろう。猫

 『シュレック』シリーズがそうであったように、このスピンオフも童話のパロディが満載。
中核を成す部分は『ジャックと豆の木』か。芽
<プス>の生い立ちから親友ハンプティ・ダンプティとのいきさつ、盗みが得意で相棒となるネコの<フワフワーテ>などが詳細に語られる。
丁寧に描かれ「なるほど」と思う反面、説明のための話作りになっているようでもあり、もどかしさも感じる。
そもそもパロディとして茶化す立場だったのに、妙に感動系の話にしてきたのが違和感に繋がっているのかも。
(個人的には<フワフワーテ>の生い立ちの方に興味を引かれた。)

 毛並みフサフサで猫の生態を反映させた動きは研究の成果が表れていると思うけど、プスの<十八番>は幾分マンネリ気味…ひとひねりが欲しいところ。
3D描写で「これは!」と感じたのは、豆の木がニョキニョキ伸びるシーン。
思わず肛門がキュッと閉まるようだった。(笑)

 なお、字幕の劇場はほとんどないため吹き替えでの鑑賞だったが、プスは画像以上に声の主が脳裏にチラツキ弱りました。個性の強いのも良し悪しかな。(苦笑)
オリジナルのバンデラスだったらキザな台詞も違った響きを持ったかもしれない。

フォト


 本年度アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネートの実力は感じる。だが、ドリームワークスが不運かと思うのは昨年度の候補だった『ヒックとドラゴン』が今年度だったら、もしかして…とは正直な感想。
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