『
ヒューゴの不思議な発明』
スコセッシが子ども向け映画を?それも3Dで?
正直、企画を聞いた段階では我が耳を疑った。
…が、実際に目の当たりにして合点がいった。
映画への造詣の深い
スコセッシならではの<映画愛>あふれる作品だったから。
時計の歯車が1930年代のパリの街とシンクロする洒落た冒頭から引き込まれる。取り立てて珍しくはないが、機械仕掛けの歯車を暗喩として使っているのも理解できる。
確かにストーリー面では隔靴掻痒な点や説明不足感も残る。だが、アカデミー賞の技術部門で高く評価された
トリッキーな映像や音響は体験するだけでワクワクする。スコセッシ版<ゾートロープ>といったあたりか。
おまけに3Dというフォーマットを単に立体表現というだけでなく<演出>に生かしたのは初めてみた気がする。それは人物のせり出しに強く感じた。
(ヒッチコック『めまい』で使われた撮影テクニックの応用にめまいを覚える?!)
懐かしいサイレント映画が随所に引用される。
リュミエール兄弟の『ラ・シオタ駅への列車の到着』がストーリーにも巧みに組み込まれていて、思わずニヤリとする。
一般的にはチャップリンの映画が有名だろうが、ロイドやキートン、D・W・グリフィス、もちろんジョルジュ・メリエスは欠かせない。…そう、これはジョルジュ・メリエスの物語。
もしかして子ども向けファンタジー映画かと思って出かけたら驚く人もいるかも。
それでも
この映像体験は中々他では得がたいのではないか。
サイレント期に観客が受けた衝撃と同等とは言わないが、100年以上昔の先輩へ後輩からの見事なオマージュ。
閑話休題。
今回初めてTOHOの
ソニー式を体験。
同じTOHOでも2種類あるようでややこしいなぁ…と思っていました。
ちなみに、ワーナーで採用されているリアルD方式のクリップオンメガネを持っていたため、試してみました。
結果、…違いがわかりません。どちらも立体的に見えます。
ついでに言うとソニー式じゃないTOHOで見たときもこのワーナーの3Dメガネは有効でした。(笑)
私が微妙なニュアンスに気がつかないのか、それとも…。(汗)
【試写会のお知らせ】
来る5日(月)の『シャーロック・ホームズ・シャドウゲーム』に当選。
お一人様をお連れできます。
場所は
文京シビックホール(『後楽園駅』付近)、時間18:45開場、19:15開映。
上映時間2時間9分です。
興味のある方はメッセージしてください。
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