寝正月から昨年やり残した“宿題”もせずに帰京しました。(笑)
今年もよろしくお願いします。
昨年のベストで取り上げるべき作品があったのを他人のベストで思い出しました。
『
ウィンターズ・ボーン』と『
ゴーストライター』。
どちらもベスト10候補だったのに、一昨年の映画祭で見たためにスッカリ失念。
前者は『宇宙人ポール』をはずして入れようかな?(苦笑)
さて、甥っ子がテレビのある部屋で勉強している間は「さすがに邪魔するわけにも行かないだろう」と、テレビを見るのを自粛していましたが、割りと早めに帰ったので(なんでも正月早々テストがあるそうな)その後は、ほぼ独占状態!(←ロクな大人じゃないね。)
いくつかソフト鑑賞できたので、覚書を…。(昨年の宿題は、またいずれ)
2012年はここからスタート!
『
恋人たちのパレード』
前途ある若者が、突如として進むべき道を閉ざされる。
へこたれず、まさに裸一貫で自らの運命を切り開く姿は定番中の定番といった趣。
これは大恐慌時代の二流サーカス団を舞台にした愛と勇気の物語。
本作はサラ・グルーエンのベストセラー小説「
サーカス象に水を」の映画化。
原作が出版されたのは2006年。現在の不況下をかつての<大恐慌>となぞらえて、「挑戦することの意義」を唱えるのは、何もアメリカだけに限ったテーマではあるまい。
一見して映画の構成から私の乏しい知識で思い浮かぶのは『タイタニック』。
勿論、違う部分は随所にありますが<なんとなく…>ね。(笑)
主人公“ジェイコブ”役の
ロバート・パティンソンの真っ直ぐな好青年ぶりもファンにはアピールするだろうが、サーカスの花形“マーリーナ”を演じる
リーズ・ウィザースプーンの光と影の葛藤を見せる役どころに魅せられる。サーカスシーンも吹き替えなしの体当たりでがんばったという成果は出ていると思う。
だがしかし、美味しいところは胡散臭く小心で傲慢なサーカス団長“オーガスト”を演じるクリストフ・ヴァルツにぜ〜〜〜んぶ持っていかれている!!(笑)
やはりこういう役柄はピタリとハマる。
象の“ロージー”の演技がまた素晴らしく、<
影の主役>といっても良いパフォーマンスを見せる。
再現された大恐慌時代の風俗も見事で、華やかなサーカスの表舞台と落差ある裏側もしっかり描きこまれる。
若干ご都合主義を感じさせるところもあるが、そもそも<幸運の女神>は<自ら助くる者を助く>と解釈しよう。
挑戦しないものには、偶然すら訪れないということだ。
<大人のファンタジー>と言っても良さそうな作品だが、残念なのは邦題。
小説の邦題『サーカス象に水を』ではいけなかったのか。
確かに愛情は大きなウエイトを占めているのだが、作品がスポイルされている気がする。
これではせっかくのファンタジーの酔いも醒めるというもの。
(ドイツ盤BDには日本語収録ですが、2月 25日よりシネマート新宿で公開)
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