各種SNSを拝見していると、皆さんが拝見している新作映画の話題が流れてきて羨ましい限り。
下手すると(?)向こう3年くらいはまとまった休みが取れないかもしれないという恐怖。
仕事があるのは悪いことではないが、さすがにキツイ。
(なお、ストレス発散は相変わらずネットショッピングなので、ソフトは順調に増えてます。)
そんな箪笥の肥やしから『ドライブ・マイ・カー』をようやく拝見。
既に各所で色々見聞きしているので特に言うことでもないが、覚書として…。
劇中劇を織り込んだ入れ子構造。
『ワーニャ伯父さん』の理解があることが理解に優位に働くのは言わずもがな。
感情を挟まない<本読み>は興味深い。
濱口演出の妙味を見た気がする。
原作では黄色い自動車だったそうだが、スタッフの個人所有の自動車の赤をそのまま採用したという。
注意信号である<黄色>に意味を持たせていたのかもしれないが、映像としての効果やすでに<赤信号>である人間関係などと符合を見たか。
実際、赤で良かったと思う。
ひとつの舞台劇を多言語で演じるというのも伝わらないもどかしさをうまく置き換えている。
名前そのものが意味を持たされているのはベタだが、分かりやすい。
(他の国ではそれぞれの国の該当する意味に変更されているのだろうか?
そこまで対訳されてないと伝わり切らない点があるかも。)
実は昨日はWOWOWでの初放送日。
チラチラ見ていたが、字幕はいつものWOWOW放送よりも小さめだった。
それとソフトでは別言語の意図で<>(山括弧)を使っているが、それはなかった。
本来、韓国舞台のはずがコロナで広島に変更されたというが、自然な置き換えに感じた。
WOWOWといえば『マスカレード・ナイト』の放送も拝見。
シリーズものとして前作ファンは楽しめるでしょう。
良くも悪くも安定した作品ですね。
続いて綿矢りさ原作の映画化『ひらいて』も拝見。
いかにも綿矢りさが書きそうな変わった三角関係が題材だったが、俳優の芝居の硬さが気になる。
リメイクだが、『CUBE 一度入ったら、最後』もオリジナルが好きだったので期待値は低かったが鑑賞。
噂にたがわず「なぜ今リメイクしようと思った?」という出来栄え。
一番の売りであるスタイリッシュさが薄れてはサスペンスとしての見応えも薄れる。
唯一、杏が最初と最後の出演箇所で見せる表情にだけニヤリとさせられた。
松本清張原作の映画が特集されておりあまり見てこなかったので、この機にと…。
総じて知られる作品はなるほどと思わされる見応えがある。
おかしな言い方かもしれないが、70年代カラー作品よりももっと古いモノクロ作品群(『黒い画集 あるサラリーマンの証言』『張込み』など)には今の邦画にはない“映画らしさ“を感じた。
それに加え、かつての懐かしい何でもない雑貨店や日本の風景にも目を引かれる。
BS松竹東急で見た『チェイシング・エイミー』は良かった。
公開当時、一部で話題になっていたがずっと見れないままだった。
ちょっと痛くて甘酸っぱい青春映画が好きならオススメ。
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