相変わらずの「ながら見鑑賞」。

『アンダードッグ』
東京国際映画祭ではオープニング一挙上映され、前後編で4時間半を超える力作。
『百円の恋』のチームが再びボクシング映画に挑む。
タイトル通り、負け犬人生を送る男たちの爪痕を残さんとする姿がボクシングを通して語られる。
ともかくファイトシーンの迫力は邦画では中々のもの。
これも主演の森山未來のストイックなまでの肉体作りが成功の一因だろう。
欠点の少ない作品ゆえ、ライバルとなる北村匠海がもう少し鍛えていたら絵的には良かったのだが…。
前後編と別にみても連続してみても構わないと思うが、前半のネタ一発のタレント挑戦者の話にはグッとくるものがあった。
脇の小さな役柄まで人生が描かれていて見ごたえ満点。

『フレイザー家の秘密』
Amazonのセールでお安くなっていたのでつい購入。
ニコール・キッドマン, ヒュー・グラント主演なら悪くはないかと。
買って気が付いたのだけど、監督がスサンネ・ビア。
最近映画をあまり見かけないと思ったらTVドラマをやっていたのか。
HBOドラマらしくエロもグロも地上波では無理な内容。お子さんとはいっしょに見ないでください。(笑)
ジーン・ハンフ・コレリッツ著のサスペンス小説の映画化。
理想的な家庭を気付いていたグレイス・フレイザーはNYのセレブ生活を楽しんでいた。
子供の通う学校のママ友たちのグループに新しいよそ者が加わる。
彼女の登場によって一見平穏だった生活は一変。
二転三転するサスペンスに登場人物それぞれの秘密が暴露されて行く様に引き込まれる。
観ていて楽しい気分にはならないが、力量は感じる。
ドアップの多いすサンネ・ビアのタッチも健在。
マティルダ・デ・アンジェリスの男性ファンなら黙ってブルーレイを買いましょう。
きっと私に感謝したくなるはず。(笑)

『サマーフィルムにのって』
定期的に作られる青春ムービー。
『アルプススタンドのはしの方』を想起する人もいるだろう。
主演を演じる伊藤万理華という方が元乃木坂46ということも知らずに鑑賞。
…なので見な無名なキャストなのかと思ってた。(汗)
でも結果的には先入観を持たなかったので良かったか。
脚本も演技も弱いところが目に付くが、それも駆け上がろうとする成長過程と重ねることで飲み込めなくもない。
でもやはり無理があるよなぁ…と論理的には感じてしまう。
青春から遠く離れてしまった身にはまぶしすぎる。

『モンスタートラック』
日本では劇場未公開のコメディ映画。
ある日、石油の採掘中に地中から謎のモンスターが出現。
ヤドカリみたいに主人公の車に棲みつく。
自動車のエンジンに取って代わって駆動させることを思いつく主人公。
ここから奇妙な友情が芽生える。
このモンスターの主食が石油というのが何やら皮肉めいている。
石油で一喜一憂する人間らをあざ笑うかのようだ。
他愛もない話だが、アメリカ映画らしく家族愛が描かれる。
お子様と一緒の鑑賞をオススメ。
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