mixiユーザー(id:11939455)

2022年04月14日03:40

118 view

『キャラクター』

『キャラクター』

 最近はもっぱら邦画か日本語吹き替えを流して仕事しているのだが、本作は題材がマンガ家のアシスタントということで気にはなっていた。

 過去に作られた漫画界題材の作品はおかしなものが山ほどあったが、浦沢直樹と組んで漫画原作を務めた長崎尚志が原案・脚本を手掛けたというのである程度まともに描かれているのだろうと期待した。

 スプラッター色あるサスペンス劇で魅力的な悪役を描けない漫画家志望の主人公・山城圭吾(菅田将暉)の前にリアルな殺人鬼・両角が表れ、彼をモデルにして売れっ子漫画家になるという話。

 犯人の両角にはSEKAI NO OWARIのFukaseが俳優デビューという話題も…。
Fukaseの怪演に評価もされているようだが、同じシリアスキラーだとレクター博士を演じたアンソニー・ホプキンスが脳裏をよぎる。(比べるのは酷だが)

 紙の原稿(アナログ)からPC(デジタル)へ移行する現代漫画界の状況も織り込みながら、さすが現場を体験しているだけあり過去の漫画題材作品よりだいぶマシである。
劇中で描かれる漫画原稿はキチンとプロに依頼して作成されているようだし。

 ただね、アシスタント時代に暮らしている部屋があんなに立派なのはリアルじゃないよな。(笑)
おそらくは家具店で働くという恋人・川瀬夏美(高畑充希)の稼ぎに頼っているのだろうが、<魅力的な悪役がかけない、キャラクターこそ命>という割にカノジョの描き方が実に類型的ではないか。
これまでさんざん描かれてきたひたすら男に尽くす“よくできた”女性の姿。
今どきこんな古臭い女性像を描くのはいかがなものか。
主人公に魅力的なキャラクターが描けないと難癖つけるのが皮肉にしか思えない。(苦笑)

 山城がマンガ家となって描くマンガの通りに犯罪が行われているという趣向なのだが、では最初の事件はどうだったのか?
そして、オチの弱さに浦沢直樹作品に通じるものを感じた。
俳優陣は豪華で菅田、高畑の芝居は良かったです。
ただ中村獅童と小栗旬の役はひとりに集約した方が良かったのでは?

 疑問に感じたのは、冒頭で邸宅をスケッチに行くのが夜なのに、描かれたイラストは夜間には見えないであろう細部までしっかり描かれている点。
(エンドクレジットに知っている団体名があったので、おそらくそこが担当かな?)

 最終回の原稿は「アナログで描く」と言いながら完成した印刷物を見ると<デジタル処理>されてるね、これは。ウインク

2 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年04月>
日 月 火 水 木 金 土
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

最近の日記