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2022年01月19日02:45

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正月鑑賞、第3弾

正月鑑賞、第3弾

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カチンコ『ソウルフル・ワールド』

 ピクサーのアニメーションで劇場公開の宣伝がなされていたが、コロナ禍の影響で配信になってしまった不幸な作品。
およそ子供向けとは信じがたいスピリチュアルな内容。
主人公がオッサンということだけではなく、精神世界の映像化だからだ。
死んだはずの主人公が俗世に未練たらたらでどうにかして戻りたいと躍起になる。

 よくできているとは思うが、どこかで「これじゃない」という思いもした。
最近、失敗した人生をリセットしたい、過去をやり直したいという作品が目に付く。
失敗も人生で、その上にこそ人生は続くのではないか。
「終わり良ければ総て良し?」
作品としてはとても高水準ではあるが、どこかスッキリしない。


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カチンコ『あの夏のルカ』

 こちらもピクサー作品で、やはり配信行きとなった気の毒な作品。
ディズニー本社のアニメは劇場にかけるけど、傘下のピクサーは二の次とは社内の力関係がよくわかる。(青少年教育にはよくないのでは?)

 水にぬれるとシー・モンスターになるルカ。
ある日、陸に住む人間の世界に興味をもって、近づいてはならないという親の言いつけを破ってしまう。

 こっちの方が素直に子供向けの冒険譚としてスッキリ楽しめる。
その分、ありきたりな子供向けアニメーションになっているのだが、ライバルとの戦い、友情の芽生えなど児童向けとしては安心して楽しめる。


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カチンコ『ハニーボーイ』

 ハリウッドのお騒がせセレブことシャイア・ラブーフ。
子役としてデビューし、才能もヒット作品にも恵まれていたのに、私生活での数々のトラブルで裁判沙汰や解雇の憂き目にあう。
その半生を自らの手で劇映画化。

 すぐにこれはセラピーだなと気が付く。
案の定、当初はアル中からのリハビリの一環として自身の行為を客観化するため書き記すことから始まったそうだ。
もとより映画にするつもりはなかったが、それを読んだ友人のアルマ・ハレルの説得で実現。(実際、この友人が監督した)

 シャイア自身が�猝簑蠅良秧董箸魃蕕犬襪海箸如△茲蠢佇�向からの思考を持てたと思う。
悪く取れば転落人生の言い訳のようにも見えるが、確かに�爐海凌董匹里發箸任呂覆襪戮�してなったとも思える気の毒な子供時代が描かれる。
シャイアに興味がある人なら十二分に楽しめよう。
題名は幼少期の彼の愛称。


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カチンコ『ナイチンゲール』

 題名から看護師ものを想像する人もいるかもしれないが(笑)、鳥のサヨナキドリのこと。
第75回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞とマルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)に輝いたスリラー。

 舞台は19世紀のオーストラリア。
大航海時代に欧州人が植民地とし、罪人を流刑して、原住民らを迫害したことは歴史に疎い自分でも知っている。
白人ではあるが弱者の立場だった女囚と原住民の奇妙な連帯を横軸に、理不尽な暴行の復讐に突き進む姿を描く。

 映像も芝居も力を感じる。
「いい映画を見た」という気持ちにさせられた一作。
アボリジニの生活を知る上でも興味深い側面がある。
監督は『ババドック〜暗闇の魔物〜』のジェニファー・ケント。
『ババドック』も良作だったので、今後この監督のことは追いかける価値がありそう。

 この正月のラインナップでは『音楽』と並んでこれが印象深い。
(やはり監督の顔が見える個性的作品が面白いよね)ウインク

…次回に続く(予定)
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