今更ですが…
『
最後の決闘裁判』
寝正月日記の続きはまたの機会にして、昨年公開されたばかりのリドリー・スコット作品『最後の決闘裁判』が早くもWOWOWで放送。
仕事の手を休めてしばし見入る。
史実を基にしたエリック・ジェイガーのノンフォクション原作の映画化。
ベン・アフレックとマット・デイモンの親友コンビが「歴史コスチュームものならリドリー・スコットで決まり」とばかりにオファーし、女性の台詞に真実味を持たせるため『ある女流作家の罪と罰』の脚本家ニコール・ホロフセナーを配する周到ぶり。
いわゆる<羅生門シチュエーション>を彷彿とさせる三者の視点からレイプ事件をあぶりだすのだが、近年のスコット作品でも上等の部類に入る出来栄えになったと思う。
14世紀末を舞台にしているが、昨今のmetoo運動と重なる女性差別問題が投影される。
だからこそ女性の脚本家視点が必要だったのだろう。
この内容ゆえの必然性。
153分と長尺だが、一時たりとも飽きさせぬ手腕はさすがというほかない。
細かいことを言うと、フランスなのに英語を話しているのが気になるという意見も聞かれるが、もう今更だから…。(苦笑)
ついでに言えばロケ地のお城はアイルランドのカヒアー城であるらしい。
重苦しく泥臭い決闘シーンも見ごたえ十分。
きっと今年の賞レースをにぎわすことだろう。
ともかく男というやつはメンツやプライドばかり気にかけていて、陰になっている女性は人扱いされてない現実をまざまざと見せつけられる思いをした。
WOWOWでは吹き替えも放送していたので両バージョンを鑑賞してみたが、アダム・ドライバーのヴォイスキャストが今一つピンと来ない印象を受ける。(フィックスという話だが)
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