若山弦蔵さんがお亡くなりになった。若山氏のアテレコで有名な007のショーン・コネリーが昨年亡くなっている。
幼少時に父の隣で洋画劇場の吹き替え007を見て育った身にとって、これで完全に初代ボンドが死んだ。(二度死ぬ!だ)
S・コネリーが90歳、若山氏が88歳とほぼ同じ時間を生きてきた。
偶然としてもよくできている。
そのうち追悼の意味でも何か見ようかな。
さて、東京の緊急事態は続くが映画館は緩和されるそうだ。
どういう理由で緩和されるのか、科学的な根拠も見いだせないが、良しとするか。
(なんかダブルスタンダードを感じていやなのだが)
東京の映画館が緩和されても私の多忙は緩和されないので(とほほ…)、お家シネマをするほかない。

『
ブラック アンド ブルー』
ハリケーン・カトリーナによって破壊され、夢も希望も失った故郷ニューオリンズにアフガンから警察官として帰還したヒロインのアリシア。
治安の悪い街の一角で偶然目にした警察の腐敗事件に巻き込まれる。
アリシアは腐敗警官からもギャングからも追われ、逃げ切れるのか。
警察内の腐敗を扱った映画は『セルピコ』はじめ過去にも幾多あるが、偶然にもジョージ・フロイド氏の事件を暗示したかのようなタイミングで公開されたのは皮肉か。
ギャング組織の描き方などは類型的ではあるが、緊張感あふれるアクション描写と新米警察官アリシアを演じたナオミ・ハリスの迫真の演技によって最後まで息をつかせない。
惜しむらくはアリシアの母への想いなどの描きこみに乏しいために奥行きに欠けるか。
(テンポをよくしようと割愛したのかもしれないが…。)
社会問題とのリンクを貼りながら娯楽作品としての魅力も兼ね備えているのは立派。
警察官を制服の色からブルーと呼称するようで、タイトルの『ブラック アンド ブルー』は黒人であり警察官でもあるという意味。
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