コロナ感染抑止のために人流を止めるという理屈で映画館・美術館が止まっている東京や大阪。
そのくせイベントやスポーツ観戦・舞台は人数制限で行われるという子供が見ても筋が通らない不条理さでストレスが溜まっている。
映画館や美術館に訪れる人は(お上の言うところの)「不要不急」なのかもしれない。
しかし、そこで働く人にとってはリモートワークをしない企業に勤めるサラリーマンと変わらず<仕事>なわけだ。
割に合わない「保障」で休業させられる理不尽さ。
全ての職種を同じ扱いにしないのはどうにも納得いかない。
https://moviewalker.jp/news/article/1031445/
もう百合子の言うことを聞かずに隣県へ越境しようかと思うこの頃。
さて、そういう事情からも在宅鑑賞に頼らざるを得ないわけだが、備忘録を兼ねて記しておこう。

『アンダーウォーター』
元々は劇場公開も視野に入れていたというFOX名義での配給最後のエンタメ作品。
あいにくと配信でしか見られないが、スターチャンネルでの放送があったので録画。
キャストが魅力的でベリーショート(というかほぼ坊主)金髪にしたクリスティン・スチュワートやヴァンサン・カッセルらが出演。
一言でいえば深海版『エイリアン』といった趣。
そういえば『エイリアン』もFOXだったなぁと思いながら鑑賞。
この手のスリラー劇としては既視感ある作りではあるが、セットやキャストの力でグイグイと魅せる。
暗闇でこそ効果を発揮する作品ゆえ、余計にスクリーンでやれなかったのが残念。
(★3)

『ランボー ラスト・ブラッド』
ご存じスタローンの『ランボー』シリーズの最新にして(おそらく)最後の作品。
…なのだが、出来は随分と厳しい。
ランボーもののランボーなお話に終始。
もはや戦場でもなければ、無理だらけの脚本には唖然とするが、シリーズの歴史を総括するかのようなエンドロールでプラス1★。
(★2)

『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』
公開時に少し興味があったのだが、ようやく観ることができた。
実際にダン・ブラウンのラングドン教授シリーズを翻訳するときにあった出来事をヒントに作られたという人気小説の翻訳をめぐるミステリー劇。
密室劇ともいえる設定や構成もミステリー映画らしい配慮を感じる。
ともかくセットの見事さや趣向を凝らした編集など見るべき点も多い。
犯人像の意外さはそれほどでもないが、目的実行のためにわざわざこんな回りくどいことをするのかという点は策士、策に溺れている気がしなくもない。
それでも十分に堪能。
(★3・5)

『エクストリーム・ジョブ』
韓国映画で、評判がすこぶる良かったのでかなり期待していた。
麻薬組織を摘発するために特殊捜査にあたった警官チームが張り込みを自然にみせるために組事務所の向かいにフライドチキン店を開く。
ところが本業よりもチキンの方が売れてしまってさあ困ったというコメディ。
犯罪映画としてのアクションも豊富だが、ユーモラスさの方に比重が高いか。
正直な所、ギャグはそれほどツボにはまらずに距離を感じてしまった。
「笑わせよう」とする意図が先に立って見えてしまう。
落ちこぼれで、お荷物捜査官らの名誉回復という点ではカタルシスがあるが全体にはベタでゆるい作り。
(★3)
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