『
ようこそ映画音響の世界へ』
映画にとって大切な“音響効果”にフォーカスしたドキュメンタリー。
数々の映画史を彩るハリウッド作品に隠された秘密を知る。
サイレントから始まった映画にどういう経緯でサウンドがつくようになったのか、またその発展と苦労が順を追って実例とともに語られる。
多少なりとも映画の歴史やメイキングをかじった人ならば、さほど珍しくないかもしれないが、それでも意外な側面を発見でき映画好きなら楽しめるだろう。
取り上げられる作品も誰もが知っていそうな『鳥』『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』『E.T.』『スター・ウォーズ』など超メジャー級が並ぶ。
知っているつもりで全く知らなかったエピソードには驚きを覚えるとともに、ユニークな発想に感心もする。
裏方の苦労を語る有名監督らのインタビューも貴重で、今一度例に出された作品を見直したくなる。
次はきっと違う景色が目に浮かぶことだろう。
サラウンド効果の説明があるので、劇場で見る(聞く?)方がベター。
欲を言えば、もう少し踏み込んだ内容でも良かった気がしたが、初心者でも分かりやすいようにバランスを取っているのだろう。
『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』などの裏方作品が好きな人にはマストと言える。
本作を鑑賞したらアカデミー賞の音響効果部門に興味がより一層沸くことだろう。
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