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2020年04月26日01:15

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『嵐電』

『嵐電』

 キネ旬ベストテンの邦画部門で9位、映画芸術で4位にランクインした作品なので気になっていた。
相互フォロワーに関係者がいるからというのもあるのだが…。(笑)
めでたく(?)WOWOWで放送になったので鑑賞。

 通称「嵐電」と呼ばれる京福電気鉄道嵐山線を舞台に、世代の違う男女三組の恋愛ドラマが描かれる。
三組は独立していながらも同じ時空を交差する。
さながら同じ映画という電車に乗り合わせたかのよう。

 低予算のインディーズだが、そこかしこにノスタルジックな映画愛、フィルム愛が伝わってくる。
その意味では『カメラを止めるな!』に通じるところもある。
おそらくそれを意識したであろうオマージュシーンに顕著。

 映画産業が華やかだった頃はこの路線沿線には多くの撮影所があったそう。
三組の男女は、中年になった主人公(井浦新)から見て、少年期の自分・青年期の自分とも取れなくもない。
電車の移動自体が過去と未来をつなぐアイテムにも思える。
思えば映画の元祖と言えるリュミエール兄弟の初期作品に鉄道列車作品があった。

 強い郷土愛も感じられるローカル路線舞台の映画で、幻想的な演出も京都らしいといえば「らしい」かも。


 ちなみに邦画ベストテンのキネ旬と映画芸術の上位3位(『火口のふたり』『半世界』『宮本から君へ』)までは全く同じなんだよね。
その3つくらいは何とか機会を作って見てみたい。


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