『
パラサイト 半地下の家族』
めっぽう面白い。これは期待以上の興奮を覚える。
ポン・ジュノ監督が第72回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した人間ドラマ。
『万引き家族』に続き“格差社会問題”をパルム・ドールに選んだカンヌ。
『ジョーカー』然りこれは世界的な潮流なのだろう。
半地下に暮らす貧しい失業一家。
ひょんなことから息子が金持ち一家で仕事を請け負うようになり、そこからあの手この手で《パラサイト》する生活が始まる。
次から次へと読めない展開に一瞬たりとも目が離せない。
彼らは寄生するための嘘はついても実力に嘘はない。
富裕層の暴慢さや無能さを暴き出し、肩書や表面だけで評価する世間に対して痛烈なパンチを浴びせる。
時にブラック・ユーモアを交えながらホラーエンタメの面白さを加味する。
住居の高低差が階級を表し、黒澤明の『天国と地獄』やいしいひさいちの『地底人』を少しばかり想起させる。
徐々に上流家庭に寄生していく極貧家族だが、本当の怖さが顔をのぞかせるのはここから。
この後は何も言うまい。
是非とも各人に見て欲しい。
改めて、ポン・ジュノ恐るべし!
ありがとう、ポン・ジュノ!
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