『
スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け』
MCUシリーズとともにこれでひと段落となる人気シリーズ。
昨年末に見られずに年越ししての第一弾は『スター・ウォーズ』完結編。
期待値はそう高くはなかったが、どこからともなく聞こえるファン・フィクションという言葉。
なるほど確かにこれは生みの親ジョージ・ルーカスが目指したものではないだろう。
あまりにもキャラクターとして人気が出てしまったがゆえの苦肉の策か。
スカイウォーカーのシリーズとしてまとめたかったようだが、小首をかしげる。
過去のシリーズからふんだんに引用してきたJ・Jのファンサービス精神は理解できるが、方向性がチグハグ。
そもそもEP7〜9は3本ではあっても三部作にはなり切れていない。
7でこの《新三部作》をけん引する新キャラクターを生み出したまでは良かったが、続く8では頭から否定するような展開。
百歩譲って8で見せた「血脈ではなく誰もがジェダイになれる可能性」という新機軸を是としても、またも生かすことなくひっくり返した本作。
後出しジャンケン、ご都合主義的な個所が目に付き、話を詰め込み過ぎたのか落ち着きがなく説明的なのは眠気を誘う。
もしもこの設定で進めるなら少なくとも本作の敵キャラが登場するあたりまでは8で描いておいてほしかった。
フォースやジェダイ・ゴーストって「そんなことまでできるの?」という後付設定にも思える数々に気持ちがスーッと引いてしまう。
新キャラの活躍もレイとカイロ・レンはともかく(カイロ・レン役のアダム・ドライバーは本作での救い)、フィンやポー・ダメロンが駒以上の働きを感じさせなかったのはマイナス。特にローズは小さな役になりすぎ。
しかしファンサービスと分かっていてもセリフや小道具、懐かしいキャラクターの登場に身を乗り出してしまうのだから旧三部作のフォースは確かなのだろう。
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