『
ドクター・スリープ』
誰が作っても難しいであろうキューブリックの名作『シャイニング』の続編。
40年後の物語を紡ぐのはマイク・フラナガン。
第一印象は映画『シャイニング』とS・キングのタッチをつなぎ合わせているよう。
名作の続編という点では『ブレードランナー2049』にも通じる「良くも悪くも各方面に目配せが行き届いている」という感じ。
ホラー映画というよりもX−MENのような超能力バトル映画。
後半にようやく『シャイニング』の続編らしくなる。
ダニー少年の40年後を演じるユアン・マクレガーのスター性と演技力がかなり大きい。
過去時代の少年や母親を演じるのは当然今の俳優たちだが、かなり雰囲気が寄せてあって楽しめる。(微妙なファンムービー的色合いも…。)
“呪われたホテル”の再現度もかなり高く、『シャイニング』ファンなら一見の価値はあるのではないか。
(逆に前作を見てないと意味不明な部分も多いのでは?)
40年前のトラウマ体験から逃避して、自分をごまかしながら生きてきたダニーが宿命に立ち向かう勇気に魅せられる。
毒を以て毒を制すアイディアも納得。
『シャイニング』では怖かったホテルに郷愁を感じさせるのは年のせいか。
なんだか複雑な思いを抱いて劇場を後にした。
なお、隣の客はかなり早い段階でスリープされていた。(笑)
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