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2019年10月06日00:58

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『ジョーカー』

『ジョーカー』

 これまで数々の名優が挑んできたDCコミックスの悪役“ジョーカー”。
ここに一つまた名優の挑戦が見られる。
ホアキン・フェニックス、その人。
彼の熱演を通して善人が悪になる、ある種必然ともいえる経緯がつぶさに語られる。

 アメコミ映画のリアル路線は今に始まったわけではないが、ここまでシリアスなドラマになるとコミックスファンの心境やいかに。(笑)

 期待通りの怪演を見せるホアキンにはやはりカリスマ的存在感で惹きつけられる。
(かなりの減量をしたであろう肉体改造は驚きだったが…。)
人にとって生きる上で必要なのは希望であり、それが頭から否定されたらどこに生きる道を見つければいいのか。
社会とつながる上で最も大切と思えることは「信頼」だと思っているが、何一つ信じられない偽善者だらけの世界で「悪」は「悪」なのか?
ジョーカーは偽善者の心の闇が生んだ産物とも取れなくもない…そういう解釈も十分あり得るのではないか。
はたして仮面をつけているのはどちらなのか。

 『ハングオーバー』シリーズなどのコメディを撮ってきたトッド・フィリップスだけに喜劇のもう一つの顔も熟知しているのだろう。
精神的に弱っている時に見るとダメージを受けそうな陰湿さに辟易しながら劇場を後にした。

 劇中の曲に理解があるとさらに楽しめるようで、このサイトは役に立つ。
https://virtualgorillaplus.com/music/joker-songs/
(ネタバレを含むので鑑賞後に読むのをオススメ。)

 ところで映画の中身とは無関係だが、上映中に両隣が時折スマホチェックをしていてダメージを食らった。さすがに両サイドからは初めて。げっそり
逃げ場がない者がどういう行動をとるのかをこの映画から学ぶべきだ。(苦笑)

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