『
おしえて!ドクター・ルース』
まだ性について公に語られることがはばかれていたころから歯に衣着せぬ“ぶっちゃけトーク”で人気を博したセックス・セラピストのドクター・ルースのドキュメンタリー映画。
91歳になる今も元気にセックス・セラピストで人々を勇気づける。
どんな時も前向きで明るい語り口だが、ルースにも抱える暗部もあった。
それは彼女がユダヤ人で両親と辛い別れをした過去があること。
元スナイパーだったり、数奇な運命に翻弄される人生には引き込まれる反面、入り口のセラピストの方は深く掘り下げない。
ユダヤ人のルースがアメリカに渡った経緯は今の移民問題ともつながるし、女性がステレオタイプの型にはめられてきたことも今日的な意味合いを持ち、まさに今見るべきテーマなのかもしれない。
彼女の口から語られる名言の数々は笑いながらも感心する。
性を肯定しながら生を肯定する姿に納得。
キワドイ話をしているのに思わず和むのは彼女の笑顔の魅力もあるだろう。
もう一人のルースを描いた『RBG』と合わせて鑑賞するのも乙かもしれない。
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